リヤド:2023年5月19日、サウジアラビア外務省は、イスラエル軍の保護の下でイスラエル政府と国会(クネセト)がアル・アクサ・モスクを襲撃したことを非難すると述べた。
同省は声明で「サウジアラビアはこのような違反行為、挑発的行動を断固として非難し、パレスチナの人々とともにあり、パレスチナ問題の公正かつ包括的な解決に向けたあらゆる努力を支援する」と付け加えた。
クウェートもまた、国際社会が責任を担いこうしたイスラエルの継続的な侵害行為を止めさせ、神聖なる聖地を尊重し、パレスチナの人々とイスラム教徒たちの聖域を守るための行動を直ちに取るよう求め、この襲撃を非難し、自国の立場を改めて表明した。
また、イスラム協力機構や湾岸協力理事会からも同様の声明が出され、このイスラエルの行動を非難するとともに、パレスチナの独立国家樹立を支持することを改めて表明している。
2023年5月18日、数千人の右派系ユダヤ人たちが、一部は「アラブ人に死を」などの人種差別的なスローガンを唱えながら、エルサレム旧市街のパレスチナ人たちが多く集まる通りを練り歩いた。年に一度のこの行進は、緊迫したエルサレムでユダヤ人とパレスチナ人との間の新たな摩擦を引き起こした。
イスラエルの国家安全保障相のイタマル・ベングビール氏をはじめ、イスラエルの極右政党などによる連立政権の議員数名が行進に加わった。
AP通信より