• ドッキングから約2時間が経ち、カプセルのハッチが開いてISSに4名のクルーが入った
• サウジの2人は、20件の研究プロジェクト（うち14件はサウジの科学者が開発した）を行うことを目標としている

アルザラ二　マラク

リヤド：サウジの宇宙飛行士であるラヤーナ・バルナウィ氏とアリ・アル・カルニ氏が国際宇宙ステーションに到着したと、22日にアル・エクバリヤが報道した。

初の女性宇宙飛行士として乳がん研究者のラヤナ・バルナウィ氏と、戦闘機操縦者のアル・カルニ氏は、宇宙飛行士のペギー・ウィットソン氏とパイロットのジョン・ショフナー氏と共に、スペースXドラゴンのカプセルに搭乗した。

4人はすでに搭乗していた７人の宇宙飛行士（ロシア人3人、アメリカ人3人、UAE人1人）から歓迎を受けた。

「実現するとは思っていなかった夢を生きています。この旅行はサウジアラビア人と全アラブ世界を代表するものです。宇宙を発見する機会でもあります」と、宇宙ステーションに到着したバルナウィ氏は言った。

サウジアラビアの2人は宇宙に滞在中に「人類のためになる科学的実験」を行うとアル・カルニ氏は言った。

2人のサウジアラビア人の飛行者は、20件の研究プロジェクトを行うことを目標にしている。そのうち14件のプロジェクトはサウジの科学者が開発したもので、人間生理学、細胞生物学、技術開発といった様々な分野に及んでいる。

「素敵な旅でした」と、NASAの元宇宙飛行士で、現在まで3回の宇宙旅行を経験しているミッションコマンダーのウィットソン氏が言った。「今までで一番快適なドッキングでした」とも言った。

スペースXロケットの先端に載って21日に発射されたドラゴン宇宙船は、民間のAx-2ミッションを開始する。

4人を乗せた宇宙開発企業スペースXの「ファルコン9」ロケットは21日午後5時37分（日本時間22日午前6時37分）に打ち上げられた。

到着したのは22日午前9時25分（日本時間同午後10時25分）で、約10日間にわたりISSに滞在する。

このミッションはISSを訪問する完全な民間ミッションの2回目で、1回目は2022年4月に行われた。