

リヤド:サウジアラビアの人口が3,220万人に達したことが、サウジアラビア統計局が31日に公開した2022年の国勢調査によって明らかになった。
全体のうち、サウジアラビア出身者は1,880万人(58.4%)で、それ以外は1,340万人(41.6%)を占めている。
国勢調査の結果からサウジアラビアの若者人口も明らかになった。中央値は29歳で、サウジアラビア出身の30歳未満の人口はサウジ出身者の63%を占めている。
男性は1,970万人で人口の61%、女性は1,250万人で39%を占めている。
サウジの経済企画大臣兼統計局議長のファイサル・アル・イブラヒム氏は、「サウジ国勢調査2022は重要な国家プロジェクトで、その結果が計画立案や意思決定のための主要な柱になり、経済的・社会的政策を発展させ、多様なセクターとサービスの成長計画を生み出し、サウジアラビアの環境投資とビジョン2030のゴール達成を支えます」と述べた。
統計局長のファハド・アル・ドーサリ氏は、科学の進歩によって、統計局による2022年国勢調査の信頼度は95%に達したと、アラブニュースに語った。
「サウジ国勢調査2022は最も正確で網羅的です。調査は数字としてだけではなく、統計局の計画や出版物の基礎としても用いられるでしょう」とドーサリ氏は付け加えた。
2022年の国勢調査は国際的に最高の手法に従って実施され、人工衛星と自計申告の技術が用いられた。
誤差の測定技術と自動データ修正技術を用いて、国勢調査データの品質が確保された。
100万回以上の電話連絡、90万回以上の現地訪問、高度なデータ分析・統計手法が使用された。
比較のために5種類のデータソースが用いられ、200以上の指標でデータを検討し正確さが裏付けられた。
アル・ドーサリ氏はアラブニュースに対し「そのため、2022年を基準年にして、新たな国勢調査が行われる度に国際的に実施されているバックキャスティングを、前回の国勢調査に対する演習として行うことにしました」
「2022年を調査するとともに、特に2010年から今日までの、変化や国勢調査の数値を予測する助けになった複数ソースのデータをもとにしてバックキャスティングを行いました」と述べた。
バックキャスティングを行った2010年のデータによると、サウジアラビアの全人口は2010年から820万人(34.2%)増加、サウジアラビア出身者は480万人(33.8%)増加、非サウジアラビア出身者は350万人(34.7%)増加した。
2022年サウジ国勢調査の結果として、人口、世帯、住居という3つの主要項目の詳細データなどが発表された。今後数ヶ月かけて、教育、健康、雇用、収入、移民、多様性の結果が発表されることになっている。
当局は国勢調査の結果を、双方向ダッシュボード、使いやすい双方向のマップ、レポート、表、グラフを用いた専用のウェブサイトで利用できるようにする。当局はまた、国勢調査の方法論や主な発見を伝えるウェビナーを来月にライブ配信する。