
リヤド:サウジアラビア王国のファイサル・ビン・ファルハーン王子兼外務大臣が12日、リヤドにてアラブ連盟加盟国と太平洋小島嶼開発途上国が参加する、二回目となる閣僚会議を主催した。今会議は、2010年6月のUAEでの初の会議から13年後の開催となった。
ファイサル王子は開会の挨拶の中で代表団を歓迎し、サウジは太平洋島嶼国との協力関係を拡大し、食糧安全保障、気候変動、持続可能な開発などの世界的な課題にも積極的に取り組むと述べた。
閣僚会議では、アラブ諸国と太平洋島嶼国との経済的・政治的な協力関係について話し合い、意見交換を行い、共通の関心事項を検討するのに理想的なフォーラムを提供した。
ファイサル外相はまた、気候変動に関するパリ協定の目標や、その目標達成に寄与するサウジの取り組みにスポットを当てた。この取り組みには、同国のビジョン2030の開発と多角化のプランに基づく環境ミッションの一環である、サウジ・グリーン・イニシアティブと中東グリーン・イニシアティブを2021年に開始したことなどが含まれる。
ファイサル外相によると、民間部門が会議の参加国とその国民に資する投資機会を探ることで、より広範なプロセスに関与できるように、サウジは国として熱心に取り組んでいるという。
サウジ代表団では、ワリード・アル・クレイジ外務副大臣、アブドゥッラハマーン・アル・ラッシ国際多国間関係担当副大臣、アブドゥッラハマーン・アル・ダウード外務省事務局長が会議に出席した。
ファイサル外相は主要な会議と同時に、クウェートのシェイク・サレム・アブドゥラー・アル・ジャベル・アル・サバーハ外務大臣との会談など、複数の会談を行った。当局者らによると、両外相は両国間の外交や、さまざまな分野で関係を強化・発展させる連携可能な方法について検討したという。
サウジのファイサル外相はシリアのファイサル・メクダド外相との会談において、シリアと周辺地域の最新の情勢について話し合い、その他共通の関心事項について意見を交換した。ファイサル外相はまた、パレスチナのリヤド・アル・マリキ外相、バーレーンのアブドゥラティフ・アルザヤニ外相、キリバスのターネス・マーマウ大統領兼外相とも会談した。
閣僚会議の前夜、アル・クレイジ外務副大臣が、太平洋島嶼国の訪問団代表に敬意を表して晩餐会を主催した。