リヤド:公式報告書によると、サウジアラビア当局は、居住・就労・国境警備に関する規則に違反したとして、1週間で1万2777人を逮捕した。
6月8日から6月14日までの間で、居住に関する法律に違反した罪で計6695人が逮捕された。また、不法な出入国を試みた罪で3960人が、就労に関する違法行為で2122人が拘束された。
公式報告書によると、サウジアラビアへの不法入国を試みたとして逮捕された628人のうち、イエメン人が60%、エチオピア人が38%、その他の国の出身者が2%を占めていたという。
また、近隣諸国へ不法に入国しようとした罪でさらに149人が逮捕され、不法入国者や不法滞在者の移送・匿う等の行為に関与したとして12人が拘束された。
サウジアラビア内務省によると、移動手段や隠れ場所の提供を含め、同国への不法入国を幇助したと見なされた場合、最大15年の懲役刑、最大100万サウジアラビア・リヤル(約26万米ドル)の罰金、または車両・所有財産の没収が科される可能性がある。
違反の恐れのある行為を見つけた場合は、メッカ地方およびリヤド地方では911(フリーダイヤル)へ、サウジ国内のその他地域では999または996に電話して通報することができる。