
リヤド:ジュネーブの国連に駐在するサウジアラビア代表団は6月24日、毎年恒例の「国際女性外交官デー」を記念する式典を開催した。
この式典には、サウジアラビアの国連常駐代表であるアブドルモーセン・マジェド・ビン・コータイラ氏、サウジアラビア代表団のメンバー、世界各国の外交官や大使のほか、メディア関係者、市民社会代表、国際機関の関係者も出席した。
式典では、多くのサウジアラビアの女性外交官が表彰された。
一方、アラブ議会のアデル・アル・アスーミ議長は声明を発表し、多くの分野、特に外交におけるアラブ女性の成功を称賛した。アル・アスーミ議長は、アラブ世界では多くの女性が外交官の高位職に就いており、世界中の多くの女性大使が、「その能力と功績の結果から」その国の優れた象徴であると指摘した。
また、国際女性外交デーは「女性が国の内外で積極的に自国に貢献してきたことを明白に確認する」と述べ、アラブ世界での外交活動を支援するアラブ女性の資質やスキルから恩恵を受けるためのさらなる努力を呼びかけた。
アル・アスーミ氏は、アラブ女性外交官らが自国の外交政策に貴重な貢献を果たし、外国における自国の利益を守っていることに祝意と感謝の意を表した。
湾岸協力理事会(GCC)のジャーセム・アル・ブダイウィ事務局長は、GCCにおいて女性が世代を超えて育んできた役割を強調し、女性は「GCCファミリーの柱」であると付け加えた。
そして、「誰もが知っているように、現在、GCCの女性は、国同士の結びつきを強め、地域レベルおよび世界レベルで平和を広めるなど、地域的および世界的に決定的な外交的役割を果たしています」と述べた。
アル・ブダイウィ氏はまた、女性外交官はリーダーシップスキルと「卓越した交渉能力」を持ち、複雑な外交課題への対処法を知っていることから、強さと創造性の象徴であると指摘した。
「歴史的に見ても、国際的な首脳会議や交渉の場で女性がその(能力を)証明した出来事は数多くあり、それがGCC加盟国の国民間の外交コミュニケーションを強化し、地域の平和と安定の促進につながってきました」と述べた。
また、外交分野におけるGCCの女性の地位は、GCCの指導者たちがジェンダー平等を推進し、意思決定における女性の役割を支援することに誇りを持っていることを示していると付け加えた。
さらに、「GCC加盟国は長年にわたり、GCCの女性外交官たちのために包括的で公平な労働環境を整えるとともに、(彼女たちが直面する)あらゆる障害や課題を取り除き、職務を成功裏に遂行する上で全面的な支援を受けられるようにすることで、彼女たちへの揺るぎない支援を提供してきました」と述べた。