



ラワン・ラドワン、リヤド
ダイヤモンドは女性にとって最高の友達、という古い格言は、そのままサウジアラビアにぴったりと当てはまる。
宝石を贈るということは、歴史において感謝、献身、愛の象徴と見なされてきた。
それがダイヤモンドの指輪であれ、優美なルビーネックレスであれ、バレンタインデーには、大勢のロマンチックなサウジアラビアの人々が、大切な人に宝石を贈ることで彼らの感情を表現するのである。
近年では、多くのサウジアラビアのブランドが、バレンタインデー用に特別にデザインされた宝飾品を製作してきている。
サウジアラビアで最も古い宝飾ブランドの1つであるファルシでは、100年以上にわたって宝飾デザインの技術が受け継がれてきている。その最新のバレンタイン・コレクションであるMy One and My Heartには、金メッキまたは白金メッキが施された薄いロッドに1つのダイヤモンドかハート型のルビーのセットがはめ込まれている。
同社の最高経営責任者兼コレクションのデザイナーであるナセル・ファルシ氏は、アラブニュースに対し次のように語っている。「多くの人がバレンタインデーに愛を祝福することから、私は個人的にこの作品をデザインしました。1つのダイヤモンドまたはハート型のルビーというこの作品のシンプルなデザインは、飾り気のない純粋な愛、感動の瞬間を演出する華やかさ、心はずむ愛の体験を象徴しており、良好な人間関係を築く要素と似ています。つまり関係を支える柱となる愛は、率直でシンプルでありながらも魅力的でなければならないのです
ハラとリーナ・エルケレイジ姉妹が考案したチャーマリーナのジュエリーコレクションは、その独特なデザインと、ダイヤモンドと様々な宝石を組み合わせることで有名である。
貝殻の真珠層のハート型のペンダントや鮮やかな赤色のサンゴのイヤリングなどの作品を含む同サウジアラビアのブランドのマイハート・コレクションは、バレンタインデーを念頭に置いて特別に製作されたものである。
別のサウジアラビアのブランドであるキラダは、赤いメノウが施された幾何学的なハート型のイヤリングとネックレスをバレンタインデー向けに用意している。
宝石は、サウジアラビアの人々が「愛している」と告げるその試練の時を、今後も見守り続けてゆくように思われる。