
リヤド:サウジアラビアは26日、石油タンカー「FSOセイファー」を救出し約114万バレルの原油を回収するための国連の作業計画が開始されたことを歓迎した。
サウジは外務省の声明を通して、国連および国際社会による過去数年間の努力が実を結んで回収プロセスが始まり、紅海における海洋安全保障や世界経済を脅かす環境災害が回避されたことを歓迎するとも述べた。
また、国連のアントニオ・グテーレス事務総長の努力や、あらゆる努力を尽くしてこの老朽化タンカー問題の解決に取り組んだ国連チームを称賛した。
続けて、セイファー危機の解決のために援助国から提供された資金援助についても高く評価した。サウジアラビアはサルマン国王人道援助救援センター(KSrelief)を通していち早く支援金を提供した。
さらに、原油回収プロセス開始のために移し替え先のタンカーの到着が円滑に進むよう協力した「イエメンにおける正統性回復のための連合軍」司令部に対しても感謝を表明した。
加えて、サウジアラビアが引き続き国連およびイエメン政府と協力して老朽化タンカー関連の問題の解決に取り組んでいくことを確認した。