
リヤド:サウジアラビア外務大臣のファイサル・ビン・ファルハーン・アール・サウード王子が、スーダンのアブドゥルファッターフ・ブルハン・アブドゥルラフマーン・ブルハン主権評議会議長と電話会談を行ったと、2023年7月29日土曜、サウジアラビア外務省が発表した。
電話会談では、スーダンの発展について話し合われ、ファイサル王子は人道支援活動再開に向けスーダン全当事者の協力の重要性を強調した。
王子はまた、軍と民兵組織「即応支援部隊」に対し、民間人や難民救済ワーカーらの安全を確保し、安全な人道回廊を通じて、基本的な援助が確実に届くよう要請した。
ファイサル王子は、国益を優先し、あらゆる軍事的エスカレーションを止め、スーダンとその国民に安全、安定の回復を保証する政治的解決策と、冷静さを再度呼びかけた、と同省は声明で述べた。
2023年4月15日、スーダンでは、民政移管が予定される中で、権力を争い国軍と即応支援部隊の間で戦闘が勃発した。
首都ハルツームでは少なくとも580人が死亡、300万人以上のスーダン国民が難民となり、スーダンは世界最悪レベルの人道危機に陥っている。