

ベテラン漫画家麻宮騎亜原作の漫画『サイレントメビウス』の連載35周年記念特別展が、池袋の東京芸術劇場で3日間にわたって開催された。
このイベントは9月29日から10月1日まで開催され、『サイレントメビウス』シリーズに登場するキャラクターや様々なシーンのアートワークやスケッチが展示された。
展覧会を訪れた来場者は、シリーズの作者、麻宮騎亜本人のサイン入り特別展覧会カタログを手に入れ、大いに盛り上がった。
【大 #サイレントメビウス 展】
— 麻宮騎亜™@KIA_ASAMIYA 2024年春【キャプテン・シンフォニカ】新連載! (@kia_asamiya) September 28, 2023
在廊時間変更のお知らせ。
大変申し訳ありません!
以下の様に変更させていただきます。
9月29日 10時〜17時45分
9月30日 10時〜21時
10月1日 10時〜18時
よろしくお願いします。 pic.twitter.com/y8x05E37sJ
『サイレントメビウス』は、漫画家・麻宮騎亜による全12巻の漫画シリーズである。アニメ版はいずれもバンダイエンターテインメントがライセンスを得ている。
この作品は映画『ブレードランナー』の影響を強く受けており、妖魔(ルシファーホーク)と呼ばれる異次元(ネメシス)生物の侵略から東京を守るために戦う女性警官グループの活躍が中心となっている。
このシリーズは2度アニメ化されている。最初は2本の劇場版として、後に26話のテレビシリーズとして放送された。ストリームラインピクチャーズは当初、第1作を米国で公開した。アニメ全編はバンダイエンターテインメントが北米で公開し、オーシャンプロダクションが英語吹き替えを担当した。
オリジナルシリーズの続編となる、『サイレントメビウスQD』というタイトルの新しい漫画シリーズが2013年に連載された。
物語は1999年、ギゲルフ・リキュールは魔導師ギルドの協力を得て、地球とネメシスの世界の間にゲートを開く計画を実行に移した。地球の汚染された空気と水を、ネメシスのきれいな空気と水と交換するのがその目的だ。そのために、東京の地下に巨大なサイクロトロンが建設された。しかし、ギゲルフの昔の弟子であるガノッサ・マクシミリアンが、ゲートを早々に開け、自分の目的のためにゲートを歪めることで、計画を妨害した。この出来事から数年間、ギゲルフと魔導師ギルドは、ネメシスの住人、ルシファーホークの侵略と戦った。ギゲルフは2006年に殺され、ギルドの残りのメンバーもその後数年で同様の運命をたどった。
2023年、ラリー・シャイアンは、ネメシスから襲来するクリーチャーによる罪のない人間への攻撃の拡大に、部分的に責任を感じていた。母親のルーファ・シャイアンは魔導師ギルドのメンバーだったが、父親はネメシス出身だったため、彼女は混血である。ラリーは3人の警官、キディ・フェニル、レビア・マーベリック、闇雲那魅と副司令官、磯崎真奈のみで構成される、対妖魔特殊警察=AMP(Attacked Mystification Police)という組織を立ち上げた。その後数年の間に、彼女はチームに彩弧由貴、カツミ・リキュール、ラム・チェンを加え、凶悪なルシファーホークから地球を守るための戦いを支援した。
麻宮騎亜の作品は複数のジャンルにまたがり、多様な観客にアピールしている。同氏はアメリカン・コミック、テレビ、映画からの影響を作品に取り入れていることでも知られ、バットマンとスター・ウォーズの大ファンだと語っている。最も広く出版されている日本の漫画家の一人であり、彼の作品のほぼすべてが英語を含む他言語に翻訳されている。現在までに最も成功し、人気を博している漫画シリーズは『機動戦艦ナデシコ』と『サイレントメビウス』である。