アラブニュース
・両者は二国間の深い関係性を強調した
・ヨルダン国王はスナク英首相に対し、イギリスからの経済開発支援に感謝の意を伝えた
ロンドン:2022年11月11日金曜、ヨルダンのアブドッラー国王は、イギリスのリシ・スナク首相とロンドンで会談し、両国間の戦略的関係の発展について話しあった。
ヨルダン国王は、イギリスとの友好関係を進展させ、政治、経済、防衛分野での協力を強化するという熱意を表明したと、ヨルダン通信社が報じた。
国王はまた、ヨルダンに対するイギリスの経済開発支援に感謝の意を表し、特に食料およびエネルギーの安全保障に関して、ウクライナ危機の影響に取り組むために、あらゆる国々とのさらなる協力が必要であると強調した。
パレスチナ問題についてアブドッラー国王は、東エルサレムを首都とするパレスチナの独立国家樹立を保証する二国家解決案に基づき、パレスチナとイスラエルが公正かつ包括的な和平を達成することの必要性を強調した。
アブドッラー国王はまた、聖地の歴史的および法的な現状を維持し、紛争をエスカレーションさせる可能性のあるイスラエルの措置を未然に防ぐことが不可欠であると述べた。
この点で、ヨルダンがエルサレムのイスラム教およびキリスト教の聖地を引き続き管理すると付け加えた。
アブドッラー国王はまた、国連UNHCRやUNRWAによる難民保護活動の持続の必要性を強調し、両国はテロに対抗するための地域的、国際的な努力について話しあった。
スナク首相は、同じくヨルダンとの根深い関係の強化の強く望んでいると述べ、ヨルダンが中東地域で重要な役割を果たしている事を称賛した。
また、経済的繁栄のため関係を維持していく事の重要性を強調し、ヨルダンを中東におけるイギリスの最も重要な同盟国の一つだと述べた。