

アメリカのライフスタイルブランド、コンバースは、日本の浮世絵師の葛飾北斎と歌川国芳の作品をあしらった新作シューズ「オールスター HI」2点を発売した。
浮世絵は17〜19世紀の日本で人気を博した木版画で、画題は旅の場面や風景、相撲取りなど多岐にわたる。
コンバースは創業1908年の、世界有数の人気カジュアルファッションアクセサリーブランドだ。2023年の売上は200億ドルを超える。日本にインスパイアされた今回の新作シューズは、日本の有名企業とコラボした「POP UP JAPAN」シリーズとテーマを同じくするものだ。
1つ目の「オールスター ウキヨエプリント HI ウェーブ」には、北斎の有名な浮世絵「神奈川沖浪裏」がプリントされている。「神奈川沖浪裏」は1831年の作品で、富士山を背景に高い波を超えて進もうとする3隻の船が描かれている。日本の歴史上、トップクラスに人気のある美術作品とされている。
もう1つは「オールスター ウキヨエプリント HI スカル」で、国芳の「相馬の古内裏」に描かれた骸骨があしらわれている。「相馬の古内裏」は、妖術使いの滝夜叉姫が巨大な骸骨を召喚する場面を描いた作品だ。
いずれもコンバースジャパンのウェブサイトで販売中。価格は1万2100円。