

東京:エチオピアのビルハヌ・レゲセ選手が、ウイルスに襲われた1日の東京マラソンで優勝した。COVID-19の感染拡大により、3万8000人のランナーが参加する大規模イベントは規模を縮小してエリートランナーだけで行われた。
日本の大迫傑選手は東京マラソン男子の部4位でゴールした。
このレースは、今年の東京五輪出場を希望する日本人選手のための代表選考会を兼ねており、参加者は車椅子の選手を含めて200人に限定されていた。
レゲセ選手は2時間4分15秒で大会連覇を果たし、女子の部はイスラエルのロナー・チェムタイサルピーター選手が2時間17分45秒で制した。
東京マラソンは、コロナウイルスの影響を受ける日本最大級のスポーツイベントであり、五輪の開会式まで5カ月を切っている。
国際テニス連盟は先週、来週末に日本の三木市で行われるデビスカップの日本対エクアドルが無観客で行われると発表した。
日本サッカー協会はJリーグの全ての公式戦を3月15日まで延期した。
国際オリンピック委員会は先週、新型コロナウイルスの感染拡大にもかかわらず、東京五輪を予定通り開催することに「全力を尽くす」と発表した。
日本と他の数十カ国でのウイルスの感染拡大によりスポーツイベントの延期や中止が相次ぎ、7月24日に開幕する東京五輪の開催が危ぶまれている。
日本の安倍晋三首相はウイルス封じ込めのための国内対策を強化し、大型イベントの主催者に中止や延期を検討するよう呼び掛けた。
ウイルスによって引き起こされた混乱により、サッカー、ボクシング、バドミントン、ハンドボール、レスリング、セーリングなど一部の競技でオリンピック予選が影響を受けている。
東京五輪の主催者は、IOCの全面的な支援を受けて安全なオリンピックとパラリンピックを開催することに集中していると繰り返し述べている。
AFP