
サンフランシスコ:発表時に「銃を持ったポケモン」と一蹴されたゲーム、「パルワールド」を制作した会社は22日、このゲームが大ヒットを記録し、わずか3日で500万本以上を売り上げたと発表した。
19日にオンラインプラットフォームのSteamで発売が開始されたこのゲームは、武器を操るプレイヤーのアバターと、任天堂の大人気「ポケモン」シリーズに登場するキャラクターたちに不気味なほどよく似たモンスターが組み合わされたものとなっている。
Pirate Softwareのアカウントで残されたSteamのレビューには、「私を含め、多くの人がこのゲームはミームになると思っていた」と書かれていた。
「実際、尋常じゃないほどに作り込まれ、最適化も非常に良くできており、ものすごく魅力がある」
別のプレイヤーは、パルワールドに「圧倒された」と感想を口にし、パルワールドが「伝説級」のタイトルになる可能性があると主張した。
日本を拠点とするポケットペアがSteamに掲載しているこの新作ゲームの説明によると、パルワールドは現在、アーリーアクセスの段階にあり、プレイヤーからのフィードバックを頼りにしながら開発を進めているところだという。
ソーシャルメディアの一部では、ポケモンのキャラクターをコピーし、サバイバルや戦闘を行うパルワールドに移し替えているのが実態だとして、ポケットペアを非難する声も出ている。
「このゲームに憤慨し、何らかの理由で禁止することを求めるポケモンファンたちは、長年にわたって未開拓だった市場を逃した任天堂を責めるべきだ」、というX(旧Twitter)の投稿もあった。
「これは、PCゲーマーがPCで遊べるポケモンのようなゲームをどれほど欲していたかを証明するものだ」
パルワールドは19日にSteamで発売(価格27ドル)を開始してから、500万本以上を売り上げたと、同制作会社はXで発表した。
同社の説明によると、このゲームでは「パル」と呼ばれる100種類以上のキャラクターが登場。プレイヤーはそれらを捕まえて仲間にし、ゲーム内を冒険することができるという。
Steamにある同ゲームのページでは、パルワールドには「戦闘、モンスターの捕獲、訓練、基地建設といった要素」が組み込まれていると説明している。
プレイヤーは、古典的な弓や槍、アサルトライフル、ロケットランチャーなどの武器を使って戦うことができるという。
また、プレイヤー同士が仮想世界の中で協力したり、チームで作業したり、互いに戦ったり、アイテムを盗んだりすることもできると同社は説明している。
AFP