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ダイハツ、2車種の生産再開=不正拡大後初、京都工場で

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13 Feb 2024 03:02:34 GMT9
13 Feb 2024 03:02:34 GMT9

ダイハツ工業は12日、京都工場(京都府大山崎町)で商用車2車種の生産を再開した。認証不正拡大を受け、昨年12月下旬に国内での生産を停止して以降、再開するのは初めてとなる。同社は国土交通省が安全性を確認した車種について順次生産を始める方針だが、同省の検証作業は完了しておらず、全面再開は見通せない。

同日朝、京都工場に出勤してきた製造部門の男性従業員(44)は「不安はあるが、今まで以上にいいものを作りたい」と意気込みを語った。検査部門で勤務する別の男性従業員(57)は「悪いところは正していきたい。新たな気持ちで、一から再スタートで頑張る」と話した。

京都工場で生産を再開するのは、OEM(相手先ブランドによる生産)で供給するトヨタ向けの「プロボックス」とマツダ向けの「ファミリアバン」。国交省は1月19日に安全性を確認し、出荷停止を解除した。これらの2022年度生産台数は計約5万7000台と国内生産に占める割合は6%程度にとどまる。 

ダイハツは、国交省が30日に出荷停止を解除した「ミライース」など10車種についても今月26日からダイハツ九州の大分工場(大分県中津市)で生産を再開する。ダイハツは9日、開発日程延長や認証試験担当者の人員増強を柱とする再発防止策を国交省に提出。経営陣刷新も近く実施し、信頼回復を急ぐ。

時事通信

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