

パリ:ユイマ・ナカザトは24日、パリのパレ・ド・トーキョーで手の込んだオートクチュールのラインナップを披露し、真っ白なランウェイをプリーツ、シワ加工、裁断処理や染色された布、スパイクや光沢のあるよろいの布片で飾られた生地をまとったモデルたちを歩かせた。
日本人デザイナーのユイマ・ナカザトは、来月ジュネーブで初演されるオペラ『イドメネオ』のために衣装を創り、春夏のランウェイコレクションは同コラボレーションとリンクしている。
男性モデルらは幾重もの布に包まれていたが、あるモデルは裁断された布によるシルバーのよろいにふんわりとした薄手のスカーフを巻き、別のモデルは山のように束ねたフリルを後ろに引きずり動いた。
Dancer Pau Aran Gimeno stepping into a pool of red paint and using his pants like a brush to smear it on the runway at the finale of Yuima Nakazato Couture Spring 2024 pic.twitter.com/QW2OltId4y
— beyza is with chandler (@beyzanurapaydin) January 24, 2024
ドレープのかかったドレスやスカートにはキラキラと輝く巨大なコインがあしらわれ、スーツのジャケットはいくつもの布片がかろうじて縫い合わされたようである。
全身白をまとったダンサー、パウ・アラン・ジメーノは、赤い絵の具のプールに足を踏み入れ、パンツの生地でランウェイに絵の具を塗りたくるパフォーマンスでショーを締めくくった。
1月25日まで開催されるパリの春夏オートクチュールウィークには、シャネル、ジョルジオ・アルマーニ、LVMH傘下のクリスチャン・ディオールなど、業界屈指の有名ブランドに加え、イマン・エイシ、ラウル ミシュラ、ステファン・ローランといったデザイナーが参加している。
ロイター