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東京フィルハーモニー交響楽団、InClassica 2025でドバイ初公演

東京フィルハーモニー交響楽団は1911年に創立され、現在約166名の団員を擁している。(AFP)
東京フィルハーモニー交響楽団は1911年に創立され、現在約166名の団員を擁している。(AFP)
樫本氏は2009年からベルリン・フィルのコンサートマスターを務める、受賞歴のあるクラシック・ヴァイオリニストである。同氏のドバイ公演は2月8日と10日に行われる。(Dubai Opera)
樫本氏は2009年からベルリン・フィルのコンサートマスターを務める、受賞歴のあるクラシック・ヴァイオリニストである。同氏のドバイ公演は2月8日と10日に行われる。(Dubai Opera)
樫本氏は2009年からベルリン・フィルのコンサートマスターを務める、受賞歴のあるクラシック・ヴァイオリニストである。同氏のドバイ公演は2月8日と10日に行われる。(Dubai Opera)
樫本氏は2009年からベルリン・フィルのコンサートマスターを務める、受賞歴のあるクラシック・ヴァイオリニストである。同氏のドバイ公演は2月8日と10日に行われる。(Dubai Opera)
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31 Jan 2024 05:01:34 GMT9
31 Jan 2024 05:01:34 GMT9
  • サミット・グループが主催するInClassicaは、ドバイでクラシック音楽を讃える毎年恒例の国際音楽イベント

マナール・エルバス

ドバイ:今年のInClassicaの一環として、ドバイオペラでの日本の音楽家、樫本大進氏の公演を発表した後、同イベントの主催会社はアラブニュース・ジャパンの独占取材に応じ、東京フィルハーモニー交響楽団が2025年の同イベントでドバイ・デビュー公演を行う予定であることを明らかにした

InClassicaは、世界中の聴衆や批評家から高い評価を得ている高名な音楽家やオーケストラが多数出演するコンサートで、クラシック音楽を讃える毎年恒例のイベントとなっている。今年の同イベントはドバイオペラで開催される。

日本最古の交響楽団として知られる東京フィルハーモニー交響楽団は、1911年に創設され、現在約166名の団員を擁している。

InClassicaの主催会社であるサミット・グループのCEO、アレクサンドラ・ミテラン氏はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、「東京フィルハーモニー交響楽団をお迎えできることを大変楽しみにしています」「もちろん、他にも多くの日本人音楽家に声をかけており、数年後にはInClassicaのステージを飾ってくれることを期待しています」と述べた。

さらに樫本氏は、今回のInClassicaの一環として、2月8日と10日の午後8時からドバイオペラのステージを飾る。2009年からベルリン・フィルのコンサートマスターを務める樫本氏は、受賞歴のあるクラシック・ヴァイオリニストである。

樫本氏は1994年、ヨーロッパで最も権威のあるコンクールのひとつであるケルン国際ヴァイオリン・コンクールで優勝した。1996年にもフリッツ・クライスラー・コンクールで優勝している。

2月8日のイベントで樫本氏は、グラミー賞ノミネート経験もあり、1989年のユトレヒト国際リスト国際ピアノコンクールで優勝したイタリアの名ピアニスト、エンリコ・パーチェ氏と共演する。

両氏のデュオ・リサイタルでは、モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ第18番ト長調を皮切りに、数々のクラシックの名曲が披露される。また、ブラームスが1879年に作曲したヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調(雨の歌)、ミハイル・プレトニョフとアレクセイ・ショールのコラボレーションから生まれた現代曲も演奏される。公演の最後を飾るのは、1853年の初演以来、聴衆を魅了してきたシューマンのヴァイオリン・ソナタ第2番である。

2月10日には、樫本氏とパーチェ氏のデュオに、アルメニア/イギリスのチェリスト、アレクサンドル・ シャウシヤン氏が加わる。樫本氏はデュオやトリオの一員として演奏するが、彼のヴァイオリンの音ははっきりと聞き取れるはずだ。

ミテラン氏は、参加者が世界最高の音楽家に触れることができるよう、この音楽祭で樫本氏が日本を代表することが重要であると語った。

「私たちは、ドバイに最高の音楽家たち、つまり時代を超えて受け継がれてきた神聖な音楽を正統に演奏することがでる名手たちを招きたいと考えています」「私の考えでは、国際的な音楽家を招聘することは、音楽そのもののためにも、参加者の体験のためにも重要であるだけでなく、絶対に必要なことなのです」とミテラン氏は述べた。

サミット・グループは先月、リヤドでも国際オペラフェスティバルを開催した。「サウジアラビアはここ数年、世界に対して本当に開かれており、音楽の分野で最も急成長している国のひとつとなっています」とミテラン氏はその経験を振り返った。「サウジアラビアの人々は素晴らしい観客であり、また近いうちに戻れることを願っています」

今年のInClassicaは2月1日から15日まで開催される。チケットは8,012円〜で、ドバイオペラのウェブサイトとPlatinumlistで現在販売中だ。

この魅惑的なパフォーマンスには6歳以上の人が参加できる。各コンサートは休憩を挟み約2時間を予定している。

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