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日本の山本理顕氏が建築界のプリツカー賞を受賞:声明

横須賀にある山本理顕設計の横須賀美術館。(AP)
横須賀にある山本理顕設計の横須賀美術館。(AP)
山本理顕氏設計の子安小学校。(AP)
山本理顕氏設計の子安小学校。(AP)
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06 Mar 2024 12:03:26 GMT9
06 Mar 2024 12:03:26 GMT9

ニューヨーク:日本人建築家の山本理顕氏が火曜日、プリツカー建築賞を受賞したと主催者が声明で発表した。

山本氏の作品には、2022年に完成した日本の名古屋造形大学、2020年に完成したスイスのチューリッヒ空港のTHE CIRCLE、2012年に公開された中国の天津図書館などがある。

「プリツカー建築賞は、建築界最高の栄誉として国際的に評価されているプリツカー建築賞の2024年の受賞者として、山本理顕氏(横浜市)を発表する」と主催者は声明で述べた。

賞の引用文によると、山本氏は「民主主義におけるように、建築においても空間は人々の決意によって創られなければならないことを、私たちに思い起こさせてくれた」と述べている。

「私にとって空間を認識することは、コミュニティ全体を認識することです。現在の建築的アプローチはプライバシーを強調し、社会的関係の必要性を否定しています。しかし、私たちは建築空間の中で共に生活しながら、各個人の自由を尊重することができるのです」

この賞は、故ジェイ・プリツカー氏とその妻シンディ氏によって1979年に創設されたもので、「才能、ビジョン、コミットメントといった資質を併せ持つ」作品を残した存命中の建築家を称えるものだと主催者は述べている。

「これからの都市に最も必要なことのひとつは、建築を通して人々が集い、交流する機会を増やすような状況を作り出すことです」審査委員長であり、2016年のプリツカー賞受賞者であるアレハンドロ・アラヴェナ氏は、「山本氏は、公共と私的の境界を注意深く曖昧にすることで、コミュニティを可能にするために、概要を超えて積極的に貢献している」

「彼は日常生活に尊厳をもたらす心強い建築家だ。日常が非日常となる。静けさが素晴らしさにつながる」と評した。

山本氏は53人目の受賞者であり、日本からは9人目の受賞者である。

この賞のスポンサーであるハイアット財団のトム・プリツカー会長は、「山本氏は、単に家族が生活するための空間を創造するのではなく、家族が共に暮らすためのコミュニティを創造する新しい建築言語を造っている」

「彼の作品は常に社会とつながり、寛容な精神を培い、人間の瞬間を尊んでいる」と述べた。

山本氏は北京で生まれ、横浜在住。今春、シカゴで表彰される予定。

AFP

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