






リヤド:岩井文男駐サウジアラビア王国日本大使は、リヤドの日本大使館で行われた授賞式で、サウジアラビアの漫画家サマ・カメル氏に第17回日本国際漫画賞特別奨励賞を授与した。
マンガ・アラビアのレギュラー作家であるカメル氏は、自閉症スペクトラムの子供を持つ親が直面する問題や、自閉症の人々を受け入れ社会に溶け込む様々な方法を描いた作品「ターイフ」での受賞に喜びを表した。
「これまで何度か応募したことがあったのですが、一度も入賞したことがなかったので、受賞は驚きでした。そして、今日ここに一緒にいる私の娘が、この漫画にインスピレーションを与えてくれました。障害のある子供を育てている母親には、自分がパワフルでインスピレーションを与えてくれる存在であることを知ってもらいたいと思います」とカメル氏はアラブニュースに語った。『マンガ・アラビア』編集長のイサム・ブカーリ氏は、サウジアラビアとアラブの創造性を世界に輸出する上で、日本の外務省が贈る日本国際マンガ大賞をサウジアラビアで初めて受賞したカメル氏の功績は歴史的な出来事であると述べた。
#動画: 岩井文男駐王国日本大使は、リヤドの日本大使館で行われた授賞式で、サウジアラビアの漫画家サマ・カメル氏に第17回日本国際漫画賞特別奨励賞を授与した。 @artist_soosa @FumioIwai @MangaAlarabia @essambukhary
— Arab News Japan (@ArabNewsjp) May 13, 2024
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岩井氏はアラブニュースに 「マンガ・アラビアが行っていることは素晴らしいことです。私は今日、彼らの才能のひとつが第17回国際漫画賞を受賞したことを称えることができ、とても嬉しく思います」と述べた。
「マンガは日本で最も人気のある文化分野のひとつです。サウジアラビアだけでなく、アラブ世界にもマンガ文化が広まっていることを大変嬉しく思います。また、マンガ・アラビアが多くのを作品を輩出し、サウジアラビアの子供たち、サウジアラビアのユースたちにアラビア語版の日本の作品を提供していることも大変素晴らしいことです」
「オリジナルの作品のみならず漫画を利用すること、サウジ当局も漫画を活用しています…教育、歴史など…環境保護など、さまざまな分野でです」と同氏は付け加えた。
『ターイフ 』はManga Arabia for Kidsアプリでダウンロードできる。