ナダ・ハミード

ジェッダ：ユネスコ世界遺産のジェッダ歴史地区アル・バラドに、teamLab Borderless美術館が6月10日にオープンする。この美術館は、サウジアラビア文化省と、2001年に東京で設立された国際的なアート集団であるチームラボとの共同プロジェクトである。

同省のプレス声明にはこうある： 「この創造的な美術館は、歴史的地域の充実、訪問者の体験の向上、サウジアラビアの文化部門の促進に加え、王国内で創造的な文化体験を提供するために、世界中から最高の展覧会や美術館を誘致する文化省の努力の一環である」

展示作品のうち8点は、チームラボの中東初となるジェッダ美術館のために特別にデザインされたものだ。

ここでは、この美術館のハイライトを紹介しよう。

「火の粒子の宇宙」： 闇に生まれ、闇に帰る

ジェッダ博物館のために特別に制作されたインスタレーションのひとつ。巨大な長方形の巨石が床から現れ、空中に伸び、時には炎に包まれる。

サンドフォールの生命の永続性

砂が滝のように大階段を流れ落ちる、もうひとつのジェッダ限定作品。その中に、逞しさと成長を象徴する、そびえ立つ花々が現れる。

「暗い波」： 闇に生まれ、闇に帰る

闇の波が満ち引きする魅惑的なディスプレイは、生命と存在の循環的な性質を象徴している。

「花と人はコントロールすることはできないが、共に生きる」

花と人の調和した共存を表現したこの作品は、制御できない自然の優雅さと美しさを際立たせている。

無限のクリスタル・ワールド

光を反射・屈折させるクリスタルの魅惑的なコレクションが、来場者にまばゆいばかりの没入感をもたらす。