• 新たな24人の感染者の中には、イラクから帰国した男女1名ずつと、最近イランを訪れた祖父を持つ12歳の少女が含まれている。
• 残った21人の感染者たちはエジプト人もおり、ウイルス検査でかつて陽性となった同国人と接触していた。

アラブニュース　

リヤド：3月12日木曜日、国内の新型コロナウイルス感染者数が45人を超えたことを受けて、サウジアラビアはヨーロッパのほぼ全ての国々、アジアとアフリカでのさらに12カ国との出入国を全て一時的に停止した。

最新の感染者の中には、イラクから戻ってウイルス検査を受け、隔離された男女1名ずつと、カティーフ在住の12歳の少女が含まれている、と12日保健省は述べた。最近イラン旅行から戻った祖父から、その少女はウイルス感染したと考えられている。

残った21人の感染者は、新型コロナウイルス（Covid 19）の検査で、かつて陽性となった母国からの訪問者と接触したエジプト人たち含んでいる。

ウイルスに感染した45人のうち、1人は回復し、残りの人々は広く受け入れられ容認された手法に従い、隔離の上治療を受けている。

同じ日のそれより先に、同省は健康状態に異常なしと判断された患者が、3月2日にCovid 19の検査で初めて陽性となったサウジアラビア国民だったと発表した。

新たに出入国を停止された国々の中には、スイス、インド、パキスタン、スリランカ、フィリピン、スーダン、エチオピア、南スーダン、エリトリア、ケニア、ジブチ、ソマリアばかりか、2日の出入国停止リストから、当初外されていた欧州連合（EU）加盟国も含まれている。

サウジ市民と、有効な在留許可があり、出入国停止を受けた国民は、出入国停止が発効する前にサウジアラビアへ戻れるように、72時間の猶予が与えられている、とサウジ内務省は発表した。

「人道的なケース」と考えられる乗客の通行、商業・貨物の輸送を除いて、ヨルダンとの全てのランドポートからの交通手段もまた、停止されることになる。

出入国停止で除外されているのは、フィリピンとインド出身で同国にいる医療従事者、必要な予防措置を取った上での避難、船舶輸送、商用旅行だ。

9日にサウジは、UAE、クウェート、バーレーン、レバノン、シリア、エジプト、イラク、オマーン、イタリア、韓国、フランス、ドイツ、トルコ、スペインへの国民と住民の渡航を中止していた。

2月初旬からサウジは、COVID-19が発生した国、中国との出入国を停止していた。

新型コロナウイルス感染が拡大している国を最近訪れた人全員に、料金無料の電話番号937に掛けることにより、すぐにサービスセンターと連絡を取るように、サウジ保健省は要請を繰り返していた。

さらにその上、このウイルスを心配したり、ウイルス自体や対処可能な予防措置のもっと詳細な情報を求めたりする国民には、同省に連絡することを促している。正確な情報を提供していると信頼できるのは当局筋だけであることを、同省は強調した。

サウジアラビアによる一時的な渡航停止措置の対象国

中東・北アフリカ（MENA）地域

1．バーレーン

2．エジプト

3．イラク

4．クウェート

5．レバノン

6．オマーン

7．シリア

8．トルコ

9．アラブ首長国連邦（UAE）

アジア

1．中国

2．インド

3．パキスタン

4．フィリピン

5．大韓民国

6．スリランカ

アフリカ

1．ジブチ

2．エリトリア

3．エチオピア

4．ケニア

5．ソマリア

6．南スーダン

7．スーダン

ヨーロッパ

1．オーストリア   

2．ベルギー   

3．ブルガリア

4．クロアチア共和国    

5．キプロス

6．チェコ共和国

7．デンマーク

8．エストニア

9．フィンランド

10．フランス

11．ドイツ

12．ギリシャ    

13．ハンガリー    

14．アイルランド

15．イタリア    

16．ラトビア

17．リトアニア

18．ルクセンブルク

19．マルタ   

20．オランダ

21．ポーランド

22．ポルトガル

23．ルーマニア    

24．スロバキア

25．スロベニア

26．スペイン

27．スウェーデン

28．スイス（EU非加盟国）