

谷本貴義の人生のモットーは「あきらめない」ことだ。そして、谷本が子供の頃に直面した困難を克服し、アニメシリーズで最も人気のある歌手の一人となったのは、この姿勢によるものだ。
この才能ある日本人歌手は、金色のガッシュ!!、ドラゴンボール改、複数のデジモンシリーズ(デジモンテイマーズ、デジモンエクスロスウォーズ、デジモンアドベンチャー)の歌でよく知られている。
ドバイで開催されたPopCon MEイベントでアラブニュース・ジャパンの独占インタビューに応じた谷本氏は、子供の頃に直面した困難な時期からの道のりや、音楽がどのように彼にそれらを乗り越える力を与えたかについて語った。
「子供の頃、私は物事に挑戦する強い意志を持っていなかったし、家族にも問題がありました」
「音楽は私にとって唯一の出口であり、生きていく力を与えてくれました。音楽を通して何かを人に与えたいとずっと思っていました。そして今、アニメ・ミュージックを歌うことを通して、人々を幸せにする力を与えることができるのです」
谷本がアニメ歌手としてのキャリアをスタートさせたのは2002年という。「『デジモンテイマーズ』でした。2000年初頭にインディーズ音楽のプロデューサーをしていたのですが、サウンドエンジニアをしている友人の一人が、デジモンテイマーズシリーズのボーカリストになることを勧めてくれたのが、私のキャリアの始まりでした」と彼は付け加えた。
谷本は『ドラゴンボール改』(2009年)の主題歌「Dragon Soul」で知られている。「ドラゴンボール改の主題歌オーディションに他の参加者と共に参加し、プロデューサーが数ある応募曲の中から私の曲を選んでくれました」
「それ以来、ツアーでファンのためにこの曲を披露しています」と彼は付け加えた。
谷本は現在、アニメの主題歌を含むいくつかのプロジェクトに取り組んでいる。また、世界各地で音楽ツアーを行っており、今後の活動については、彼のソーシャルメディア・ページをフォローしてほしいと呼びかけた。
アニメーションのプロジェクトで歌いたい人へのアドバイスとして、谷本は「自分はアニメ歌手になることを自分で選び、自分の生い立ちをもとに歌うことを選びました。みんながみんな違うストーリーを持っています。一番大切なのは決してあきらめないことです」と語った。
谷本は、PopCon MEイベントに招待された日本人ゲストの一人であり、イベントで中東地域のファンに会えたことを大変喜んでいた。
「以前、ヨーロッパや南米を旅行した際、何度もドバイを訪れようと思っていました。過去にドバイのライフスタイル、食べ物、施設について多くの番組を見たり、記事を読んだりしたので、いつかドバイを訪れ、体験する機会を持ちたいと思っていました」
「ドバイには本当に驚かされました。巨大な建物だけでなく、街のエネルギー、美しさ、ライフスタイルを目の当たりにして、期待以上のものでした」と締めくくった。