ドバイ:アラブ首長国連邦(UAE)を拠点に活動する日本の伝統楽器の演奏家グループ「TOKIWA」が、10月12日にドバイのデジタルアートシアター(TODA)でデビュー公演を控えている。「The Echoes of Japan」と題されたこのショーでは、通常の音楽パフォーマンスを超えた中東初の体験が用意されており、日本の雄大な風景を360度見渡せる視覚的なスペクタクルが、音色を一層引き立てる。
「このショーは、日本の音楽と文化の精神を深く感じられるような、夢のような体験です。TODAでのショーでは、何世紀にもわたる伝統を築きながら、進化し続ける音楽とのユニークな出会いをお届けします」と彼らは語った。
このグループは、尺八、琴、太鼓などの和楽器を通して、伝統的な日本の音楽を現代的な文脈で表現するという理念に基づいて結成された。メンバーは、レバノンと米国の二重国籍を持つカイル、英国出身のジェームズ、そして日本のゆきと舞という、世界から集まった熟練の音楽家たちである。
彼らの目標は、アラブ首長国連邦の地元と世界における日本の音楽遺産への理解と評価を広げることである。「私たちは、観客を楽しませるだけでなく、日本文化の奥深さと美しさを伝えるような没入感のある体験を作り出すことを目指しています」とグループは語った。
「そうすることで、日本と世界とのつながりをより深めていきたいと考えています。また、企業や文化機関と協力し、企業イベントや集まりで文化的な鑑賞力を高めるためのプライベートな演奏会を開催することにも力を入れています」と彼らは付け加えた。
TOKIWAの主な課題のひとつは、日本の伝統音楽をさまざまな国際的な会場に持ち込むためのロジスティック面での調整であり、各公演が日本音楽の愛好家と初めての人々の双方に響くようにすることである。
さらに、現代メディアやデジタルメディアが主流の時代に伝統芸能への関心を維持し続けることは、常に革新を迫られる刺激的な挑戦である。
TOKIWAのデビュー公演のチケットは、TODAのウェブサイトで販売中である。