ロサンゼルス:米音楽界最高の栄誉とされる第67回グラミー賞の候補作品が8日発表され、故坂本龍一さんが2022年9月に収録した最後のピアノ・ソロ・コンサート作品「Opus(オーパス)」が入った。最多はビヨンセさんの11ノミネート。授賞式は来年2月2日、米ロサンゼルスで開かれる。
坂本さんは映画「ラストエンペラー」(1987年)のサウンドトラックアルバムで、グラミー賞と米アカデミー賞を受賞した。今回は「最優秀ニューエージ、アンビエント、チャント・アルバム」で候補入りした。映画として公開されたが、米国では今年、アルバムがリリースされた。
坂本さんは「戦場のメリークリスマス」(83年)や「レヴェナント 蘇えりし者」(2015年)など海外映画にも楽曲を提供。昨年3月に71歳で死去した際には、海外メディアやアーティストもその功績をたたえ、追悼した。
時事通信