ドバイ:アラブ首長国連邦の日系書店紀伊國屋書店は、国際北斎学会とコラボレーションし、ドバイ・モール店に北斎ポップアップストアをオープンした。
国際北斎学会の藤ひさし理事長はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、紀伊國屋書店とのコラボレーションの機会に感謝しており、ドバイや中東の多くの漫画ファンに日本漫画のルーツである北斎について知ってもらいたいと述べた。
「北斎は世界で初めて 「マンガ 」という言葉を使った人物であり、彼の描いた 「北斎マンガ 」は手塚治虫をはじめとする伝説的なマンガ家たちに高く評価されている。国際的にも、北斎はデザイナーや教育者として多くの芸術家から尊敬されています」と藤氏は言う。
藤氏は世界中の美術館とコネクションを持ち、数多くのアートプログラムや出版物をプロデュースしてきた。日本では2025年に「北斎倶楽部」が発足する予定だ。会長は、志を同じくする人々と組織を拡大し、世界的な成功を収めることを目指している。
紀伊國屋書店のストアマネージャー、スティーブ・ジョナス氏はアラブニュース・ジャパンの取材に対し、「これまでにも多くの商品が店頭に並んでいましたが、一緒にキュレーションしたことはありませんでした。財布やキーホルダーなどのオフィシャルグッズや、私が大好きな北斎の絵を使ったタイルなどのコレクターズアイテムと一緒に、限定本を提供していただきました」
「多くの人がディスプレイの写真を撮り、自分の好きなソーシャルメディアに投稿しています。出版社や書店がシャルジャ・ブックフェアのために来店し、私たちの店を訪れます。彼らがインスピレーションを得るために、ディスプレイの写真をスタッフに投稿していました」と彼は付け加えた。