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ソニー、新たな衛星サービス部門で宇宙レーザーを製造へ

2009年2月27日、東京のソニーの本社で行われた記者会見でのソニー株式会社のロゴ。ロイター通信/中尾由里子
2009年2月27日、東京のソニーの本社で行われた記者会見でのソニー株式会社のロゴ。ロイター通信/中尾由里子
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03 Jun 2022 02:06:11 GMT9
03 Jun 2022 02:06:11 GMT9

ワシントン:ソニーは2日、軌道上の小型衛星がレーザービームを介してお互いに通信することを可能とする装置を製造・供給する新会社を設立し、急成長する宇宙部門に乗り出すと発表した。

1日に設立されたソニー・スペース・コミュニケーションズは、レーザー技術を活用し、無線周波数のボトルネックを回避することを目的としている。この装置は、宇宙空間の衛星と地上局との通信を行う衛星の間で機能する。

同社は、最初の商用装置をいつ宇宙で稼働させる見込みなのか、既に顧客が決まっているのかどうか、現在までにこの技術にどれだけの資金を投入しているのかなどについて明らかにしなかった。

軌道上にはおよそ1万2000個の衛星があり、その数は、ロケット会社が宇宙への打ち上げコストを削減し、アマゾンやスペースXなどの企業がインターネット通信を世界中に届けるために、低軌道衛星の広大なネットワークを構築する中、今後数年で急速に増加すると予測されている。

「軌道上で使用されるデータ量も年々増加しているが、利用できる電波の量は限られている」と、新会社の岩本匡平社長は声明で述べた。

スペースX社は自社で独自のレーザー通信装置を製造し、昨年末に同社のスターリンク衛星に搭載して初めて打ち上げた。

ソニーは、初めて成功した実験の1つは、2020年に国際宇宙ステーションから日本の地上局にレーザーで高精細画像データを送信して行われたと述べた。

ロイター

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