


リヤド:サウジアラビアのマンガプロダクションズは、世界最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2025」に中東から初めてスポンサーとして参加し、歴史的なデビューを果たした。
東京ビッグサイトで開催された4日間のフェスティバルには、主催者発表によると、15万人以上の来場者があり、100を超える世界中の出展者が参加した。
マンガプロダクションズの参加は、ムハンマド・ビン・サルマン財団の子会社として知られるミスク財団の支援によるもので、サウジアラビアが世界的なアニメ産業において存在感を増していることを示すものとなった。
来場者は、伝統的なサウジアラビアの衣装の試着や本場のサウジアラビアコーヒーの試飲など、伝統と創造性のユニークな融合を体験できるインタラクティブな展示を楽しんだ。
マンガプロダクションズのCEOであるイサム・ブカーリ氏は、「アニメーションの新時代!日本とサウジアラビアが牽引する『サウジアニメ』の未来」と題した基調講演を行い、両国の協力の可能性について概説した。
彼は次のように述べた。「この圧倒的な反響は、サウジアラビアの創造性を世界的に位置づけるという我々の使命を反映しています。AnimeJapan 2025は、共同制作とコンテンツパートナーシップを促進する上で画期的なイベントであり、エンターテイメントの革新の拠点となるというサウジアラビアのビジョンに沿うものです」
また、このパビリオンには、赤松健文部科学大臣政務官や、小林史明環境副大臣など、日本の著名な政府高官も訪れ、文化交流に対する政府の強い関心が示された。
マーケティング・コミュニケーション担当ディレクターのアブドルアジーズ・アル・モワニ氏は、「このプラットフォームにより、戦略的なメディアや業界とのつながりを構築しながら、サウジアラビアのクリエイティブなアイデンティティを共有することができました。効果的なストーリーテリングは文化の架け橋となり、このイベントは私たちの物語の力を証明しました」と述べた。