
アブダビ: アブダビのコミックスタジオ、サンドストーム・コミックスは今年の中東フィルム&コミック・コン(MEFCC)で3タイトルのオリジナルコミックを発表した。
「Solarblader」、 「Acro and the Cat」、 「All Upon a Time」の3タイトルは、この地域の才能とストーリーテリングの可能性を示すもので、すべてUAEで開発・制作された。
「Solarblader」は、首長国のクリエイターでサンドストーム・コミックスの編集長でもあるモ・アベディンが書いた、ソーラーパンクにインスパイアされた未来的な物語だ。2587年のアブダビを舞台に、10代の天才ソーラーブレーダーとその友人たちが、彼らの世界を永遠に変えてしまうかもしれない銀河の謎を暴いていく物語だ。同作は、高速エネルギー、社会的論評、地元文化の影響を組み合わせ、大胆な新しい世界を一から構築している。
Teko Mamaladzeによって作られた「Acro and the Cat」のストーリーは、恐怖症の風変わりな教授であるアクロが、野良猫を飼った後、不思議なことに世界を恐怖に陥れる力を失ってしまう。その力を取り戻すため、アクロはフォビア・ランドを旅し、超現実的なキャラクターや哲学的なパズル、そして彼自身の移り変わる目的に立ち向かわなければならない。
3番目のタイトル「All Upon a Time」は、サラ・アル・ムタワが脚本を書き、ルシアン・パクルスキーがイラストを描いたもので、おとぎ話にコミカルなひねりを加えている。この物語は、古典的な「お姫様救出劇」をひっくり返し、間違った王族を誘拐した悪党が、その囚人と呼ばれる人物にたちまち劣勢に立たされる様を描いている。ハートとユーモアが詰まったこのコミックは、ストーリーテリングにおける伝統的な役割を巧みに操っている。
ファンはサンドストーム・コミックスのブースで、サイン会に参加したり、アーティストに会ったり、各ストーリーの世界と結びついた没入型体験に参加したりすることができた。
MEFCCは4月18日から20日まで開催され、ライブ・エンターテイメント、セレブリティとの交流会、お気に入りのキャラクターのコスチュームに身を包んだコスプレイヤーなどが参加した。