東京:日本貨物鉄道(JR貨物)は2日、安全性テストで不正行為の証拠が見つかったため、すべての貨物列車の運行を停止したと公共放送のNHKが報じた。
日本最大の貨物列車会社による運行停止は、宅配業者によれば、宅配便の配達に少なくとも1日の遅れをもたらした。
全国レベルで貨物列車を運行する日本で唯一の会社であるJR貨物は火曜日、同社の3つの車両基地で不適切な手順が見つかったと発表した。
日本の国土交通省は同社に対し、車輪の安全性を確保するため、すべての貨物車両を緊急点検するよう要請した。NHKによると、JR貨物は水曜日、安全性が確認されるまで全車両を運休させることを決定した。
JR貨物はコメントを求めたが、すぐに回答は得られなかった。
共同通信によると、同社は水曜日中の営業再開を目指し、各貨物車の積載量を増やすことで物流への影響を最小限に抑える予定だという。
宅配サービス会社のヤマトは、長距離の国内小包の一部は1日以上の遅れに直面するだろうと述べた。SGホールディングスの佐川、福山通運、西濃の3社も、JR貨物の荷役停止による配達遅延について顧客に謝罪した。
JR貨物は、国有鉄道の貨物事業を民営化するために1987年に設立され、同社のウェブサイトによると、7,000両以上の貨物車両を運行している。
ロイター