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シリア軍、イスラエルがダマスカス南方を標的にしたと発表

ゴラン高原から発射されたイスラエルのミサイル。(資料/ロイター)
ゴラン高原から発射されたイスラエルのミサイル。(資料/ロイター)
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03 Feb 2024 01:02:39 GMT9
03 Feb 2024 01:02:39 GMT9

ベイルート:戦争監視団によれば、2日、イスラエル軍がシリアの首都南方で今週2度目の攻撃を行い、親イラン派戦闘員3人が死亡した。

シリアの国営メディアは、ダマスカス南方の「イスラエルの」空爆による被害を報じているが、死傷者については触れていない。

シリア人権監視団は、「イスラエルの空爆」によって「イラン人とイラク人を含む親イラン派グループのメンバー3人」が死亡したと述べ、犠牲者数は暫定的なものだと付け加えた。

人権監視団によれば、攻撃があったのは、サイイダ・ゼイナブ地区へ延びる道路に面したレバノンのヒズボラの拠点で、国際空港へ延びる道に面した親イラン派が以前使用していた場所も攻撃対象となった。

イスラエルがシリアを標的にした個々の攻撃についてコメントすることはほとんどないが、アサド政権を支持するイランがシリアでプレゼンスを拡大することは許容しないと繰り返し述べている。

イスラエル軍は、「外国メディアの報道についてはコメントしない」と今回の攻撃後に述べた。

10年以上にわたるシリア内戦の間、イスラエルは主にイランが支援する勢力やシリア軍の拠点を標的に数百回にわたる攻撃を加えてきたが、10月7日にイスラエルとハマスの間で紛争が始まって以来、こうした攻撃は激しさを増している。

イスラエルがシリアを標的にした個々の攻撃についてコメントすることはほとんどないが、アサド政権を支持するイランがシリアでプレゼンスを拡大することは許容しないと繰り返し述べている。

シリアの国営通信社SANAは、匿名の軍事筋を引用し、午前4時20分(GMT 01:20)頃、「敵のイスラエル軍は、占領下のシリア領ゴラン方面から、ダマスカス南方の多くの地点を標的に空爆を行った」と伝えた。

防空システムがミサイルの一部を撃墜し、人的損害はなかったという。

今週初めにイスラエルがシリアで行った攻撃では、親イラン派の戦闘員を含む8人が死亡したと、人権監視団は報告していた。

また、シリア人権監視団のラミ・アブドル・ラーマン代表は、29日に「イスラエルの3発のミサイルがサイイダ・ゼイナブ地区のヒズボラやイラン革命防衛隊の基地を攻撃し、少なくとも8人が死亡した」と述べた。

12月下旬にサイイダ・ゼイナブ地区であった空爆もイスラエルによるものとされ、イランの上級司令官が死亡した。

また、1月20日には、ダマスカスのメッゼ地区で革命防衛隊のシリア人情報顧問を標的にした攻撃があり、13人が死亡したと人権監視団は述べている。

2011年以来、シリアは50万人以上の死者と数百万人以上の避難民を出した血みどろの紛争のさ中にある。

イランは、シリアの招きで軍事顧問団を派遣しているだけだと述べている。

今週のシリア攻撃は、28日にシリア国境に近いヨルダンの基地で3人の米兵が死亡したドローン攻撃があり、地域の緊張が高まる中で行われた。

ホワイトハウスは、このドローン攻撃をイランが支援する武装勢力の犯行であるとして、報復を表明していた。

AFP

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