
ロンドン:1993年に発売された初代『ドゥーム』は、シングルプレーヤー・シューティングゲームというジャンルを定義し、数々の続編やハリウッド映画まで生み出した。カオスなシューティングゲームやアリーナでの乱闘ゲームがひしめく中、このゲームはスタイリッシュに、そして回転する盾のこでパンテオンへの道を切り開いた。
アドレナリン全開の22のレベルを誇る「Doom: The Dark Ages」は、部屋中の敵を全滅させてから先に進むという古典的な方式を貫いている。しかし、息つく暇もなく突っ走る。発見すべき秘密や収集可能なオモチャはあるものの、プレイヤーを猛烈なスピードで突き進ませるため、常に急かされているように感じる。
本作が際立っているのは、斬新な戦闘ツールにある。近接武器にもなるシールドソー、群衆を制圧するフレイル、防御を攻撃に変えるシールドチャージなどだ。特にボス戦では、タイミングと敵に適した攻撃を選ぶことが成功のカギとなる。
銃撃戦は素晴らしく残酷で、武器はセンチネルを通じて進化し、プレイヤーは難易度の上昇に合わせて武器を微調整できる。これは単なるシューティングゲームではなく、受け身は罰せられ、生き続けることは怒り続けることを意味する、メタル燃料の攻撃的バレエなのだ。
音楽は?純粋なヘビーメタルの激情が、ゲームプレイのビートにマッチしている。ビジュアルは秒間60フレームで鮮明に映し出され、崩れ落ちそうな地獄絵図から鍛えられた城塞まで、あらゆる環境が宇宙の恐怖を漂わせている。新たな宇宙の領域はビジュアルに多様性を与え、オートキャノンを使ったドラゴン・ライドや巨大センチネル操縦といった大掛かりなセットピースはスペクタクルを11倍にしている。
これぞ骨砕き騒乱の極みだ。『Halo』的であり、『Doom』的でもあるが、自作自演の野獣になる。