チュニス:4日にUGTT労働組合連合が主催した集会において、3,000人以上がチュニジア政府に対してデモを行い、カイド・サイード大統領に 「対話」 を受け入れるよう要請した。
サイード大統領は国内の政治体制の抜本的な変革を推し進めてきた。
警察は大規模な弾圧を行い、この2週間でサイード大統領の反対派を中心に約20人の著名な政治家を逮捕した。
4日にチュニスでデモ行進が行われ、北アフリカの国での「貧困化の停止」の呼びかけも行われた。
チュニジア労働総同盟(UGTT)の代表であるヌレディン・タブービ氏は、政府が批判者に対するより広範な弾圧の一環として、強力な組合を標的にしていると非難した。
タブービ氏は、最近の度重なる逮捕と、料金所職員によるストライキの後に拘禁されていた高速道路労働者であるUGTT幹部アニス・カービ氏が2月から投獄されていることを非難した。
「そのような逮捕は断じて受け入れません」とタブービ氏はデモ隊に語った。
UGTTには約100万人の会員がおり、人口約1,200万人のチュニジアで国民対話を推進したとして、2015年に他の3つの市民団体とともにノーベル平和賞を獲得している。
集会には3,000人以上が参加した。
タブービ氏はサイード大統領に対し、「対話」と「民主的」な方法を取り入れるよう呼びかけた。
UGTTの代表であるタブービ氏はさらに、「国籍や肌の色を問わない移民の権利」を擁護した。
彼は群衆に向けて「チュニジアは寛容な国であり、人種差別には反対です」と語った。
サイード大統領は先月、根拠もなく「チュニジアの人口構成を変えようとする犯罪計画」が進行中であると主張し、不法移民対策の「緊急措置」を取るよう当局に命じた。
AFP