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ラブブ・マニアがUAEを席巻、リトル・シングスCEOが語る

らぶぶは日本では長い間カルト的な人気を誇っているが、UAEは急速に独自のホットスポットになりつつあるとタミミ氏は指摘した。(提供)
らぶぶは日本では長い間カルト的な人気を誇っているが、UAEは急速に独自のホットスポットになりつつあるとタミミ氏は指摘した。(提供)
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03 Jun 2025 08:06:04 GMT9
03 Jun 2025 08:06:04 GMT9

ダイアナ・ファラー

ドバイ:かつてはアジアのニッチなコレクターズアイテムに過ぎなかったラブブが、今や若者やインフルエンサー、あらゆる世代のコレクターの間でマストハブアクセサリーとなっている。

BLACKPINKのリサとロゼが手にし、リアーナが見せびらかし、キム・カーダシアンのソーシャル・メディアへの投稿にさえカメオ出演しているのを見ると、LabubuはUAEのトレンドに敏感な文化に入り込んでいることがわかる。

アラブ首長国連邦のPOP MART公式小売店であるThe Little Thingsのハッサン・タミミCEOによると、Labubuの需要はかつてないレベルに達しているという。

アラブニュース・ジャパンの取材に対し、「Labubuは単なるコレクターズアイテムではなくなっている。ライフスタイルを表現している。高級ハンドバッグやスポーツカーに合わせたり、結婚式の撮影に使ったりする人もいる」と語った。

高級品や限定品を好むことで知られるこの地域で、ブラインドボックスのコレクターは、特に美的感覚に優れ、再販価値のあるニッチなファンアイテムを求めるZ世代やミレニアル世代のバイヤーの心を打った。

しかし、人気の急上昇は不幸な副作用をもたらした。UAE市場にラブブフィギュアの偽物が氾濫しているのだ。コレクターたちから 「ラフフ」と呼ばれている偽物のおもちゃは、詐欺サイトや未許可販売者を通じてネット上に出回っている。

「私たちの店にも、本物と勘違いして偽物のラフフを持って入ってくるお客さんが何人もいます」とタミミ氏は言う。「特に、本物でないものを高い値段で買った人にとっては、心が痛むことです」

タミミ氏は、パッケージの誤字脱字、間違ったペイントの色、ぬいぐるみの縫い付けの悪さ、あるいは歯の数が間違っているなど、見分けがつかないサインに注意するようバイヤーに警告した。

圧倒的な需要に応えつつ公正さを保つため、ザ・リトル・シングスは顧客1人につき1体という厳しいポリシーを導入している。同社はまた、再入荷の努力を強め、コレクターが真贋を確認できるよう店内スタッフを訓練した。

タミミ氏はまた、ラブブの魅力はコレクションのスリルにあると指摘する。

「ブラインドボックスという形式は、コレクターの本能を刺激し、興奮とサスペンス、そしてFOMOを呼び起こす。どのフィギュアが手に入るかわからない、特にレアなエディションは、購入するたびにイベントのような気分になります」とアラブニュース・ジャパンに語った。

ラブブは日本では長い間カルト的な人気を誇っているが、タミミ氏はUAEが急速にホットスポットになりつつあると指摘する。特にドバイとアブダビでは、ラブブファンがコミュニティを形成し、フィギュアを交換し、箱から出してディスプレイしたものをオンラインで共有している。

「ここで起きていることは、東京で見たことと同じです。唯一の違いはアクセスで、日本はしばしば地域限定品を最初に手に入れることができる。しかし、その希少性がUAEでのコレクションをエキサイティングなものにしています」

ラブブ・ブームに乗りたい人へのアドバイスとして、タミミ氏は公式セラーにこだわることを挙げた。

「あまりに安かったり、オンラインで簡単に手に入ったりするものは、偽物かもしれない。公式の店を信用すること。ラブブの魔法は本物にあるから」

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