
サンディエゴ : サンディエゴのコミコンは、「ラブブ」と名付けられたブサイクでキュートな人形がトレンドとなっている最新の場所である。セレブのリアーナ、リゾ、デュア・リパ、K-POPグループ「ブラックピンク」のリサによって世界的に人気のぬいぐるみをファンが持ち歩いている。目を見開いてニヤニヤしているこの人形は、香港のアーティストでイラストレーターのKasing Lungによって2015年に制作された。2019年、Lungは、コレクタブルなフィギュアを販売する中国の玩具会社、Pop Martが、 「ブラインドボックス 」で販売することを許可した。
「ブラインドボックス 」とは、通常テーマコレクションの一部であるサプライズアイテムが封入された箱のことだ。
サンディエゴに住むナオミ・ガルバンさんは日曜日、サンディエゴ・コンベンション・センターのポップマート・ブースで、初めてのラブブを手に入れるチャンスを求めて行列に並んだ。
「ポップマートの店に行くたびに売り切れなんです」と24歳の彼女はロイターに語った。彼女は妹に買ってあげたいと思っていた。
ポップマートのIPライセンシング責任者であるエミリー・ブロウ氏は、木曜日にロイターの取材に対し、コミコンでのラブブファンについて語った。
ポップマートのブースの隣で、ブロウ氏は「私たちは、ファンが自分たちのために(ラブブを)パーソナライズしているのを見るのが大好きです」と語った。
コミコンでは、バッグやバックパックにラブブを括り付けている人がたくさんいたが、この人形の人気は一朝一夕に生まれたものではなく、ラブブはポップマートが販売を開始した2019年と、タイ人であるブラックピンクのリサがソーシャルメディアでラブブを宣伝した後、タイで購入騒ぎを起こした2024年に大きな盛り上がりを見せた。
ポップマートは同年、北米での売上が急増し、2025年第1四半期の米国での売上はすでに2024年通年の米国での売上を上回ったと発表した。
ラブブを作ったとき、Lung氏は女性であるこのキャラクターに北欧神話にインスパイアされたバックストーリーを与えた。
彼は彼女と他の架空の生き物を 「モンスターズ 」と呼んだ。
ダイアナ・ゴイコルトゥアさん(25歳)はソーシャルメディアを通じて初めてラブブを発見し、いつの間にか人形を集めようとすることが「ゲーム」のように感じられるようになった。
「何が手に入るかはちょっとしたギャンブルです」とサンディエゴ出身のラブブファンは日曜日にポップマートのブースで待っている間に語った。
ゴイコルトゥアさんはすでに3体のらぶぶぶを持っており、コミコンで4体目を手に入れたいといっていた。
ロイター