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日本の刀匠、中東からインスピレーションを得る

大和久は、アブダビ首長国の皇太子でアラブ首長国連邦軍副最高司令官のシェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下に刀を献上したと語った。(提供画像)
大和久は、アブダビ首長国の皇太子でアラブ首長国連邦軍副最高司令官のシェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下に刀を献上したと語った。(提供画像)
大和久は、アブダビ首長国の皇太子でアラブ首長国連邦軍副最高司令官のシェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下に刀を献上したと語った。(提供画像)
大和久は、アブダビ首長国の皇太子でアラブ首長国連邦軍副最高司令官のシェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下に刀を献上したと語った。(提供画像)
刀は和鋼と呼ばれる、純炭素鋼と鉄の組み合わせで作られている。(提供画像)
刀は和鋼と呼ばれる、純炭素鋼と鉄の組み合わせで作られている。(提供画像)
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30 Jul 2020 10:07:17 GMT9
30 Jul 2020 10:07:17 GMT9

アミン・アッバス・ドバイ

日本の刀匠兼正・大和久伸介はアラブニュース・ジャパンに対し、数年前にアラブ首長国連邦を訪問して、中東にインスピレーションを得たと語った。

大和久は長年にわたり日本の伝統的工法により真正の日本刀を作ってきた。

「私のキャリアは18歳の学校を出たばかりの頃から始まりました。1992年に岐阜の関刃物まつりに行ったとき、師匠の初代兼正と出会いました」と大和久は説明する。「初代に6年間師事した後、日本政府から刀鍛冶の免許を受けました」

師匠の目には、伝統的な刀の製法を習得するには20年の経験が必要と映ったと大和久は語る。

「日本の鋼の量は限られていたため、最高の技で扱う必要がありました。我々は鋼を積み重ね、強さと柔軟性を与えるために何度も折り返して鍛えます」と、大和久は言う。「私は刀鍛冶で、刃を作るだけです。刀を作るためには、もう4人の職人の技術が必要です。刃を研ぐ研師、木彫りを担う鞘師、飾り部分を作る白銀師、持ち手部分を作る革職人の柄巻師、そして漆の仕事を行う塗師です」

刀は、和鋼と呼ばれる純粋な炭素鋼と鉄の組み合わせで作られている。

「和鋼から最も良質な部分をとったものを玉鋼と呼びます。2トンの和鋼の塊から、わずか10%程度しか玉鋼と認められません。刀の製造において、私が担う工程は6ヶ月から1年かかります」と大和久は説明する。

この日本の刀鍛冶はアラブ首長国連邦を何度も訪れる中、お金持ちも貧しい人も、老いも若きも誰もが一緒に祈るところを見て、インスピレーションが得られたと言う。

「誰もが同じように重要な存在だという考えは私がアラブ首長国連邦で得たもので、日本で暮らす上でも心に留めていることです」と、大和久は付け加えた。

「初めてアブダビ国際狩猟展(ADIHEX)を訪れたのは2005年で、初めて行ったときは言葉が話せず、日本語の情報も見つからなかったため、緊張しました」と、大和久は言う。「しかし、アラブ首長国連邦の人々はとてもフレンドリーで、その文化は伝統的な日本の文化とも合います。今では友達がたくさんいて、UAEにいるときの方が日本にいるときよりも落ち着きます」

大和久は、日本刀の購入を検討している人は、この工芸品の背後にある歴史を知ることを勧めると言う。

「刀の歴史を知るほど、より有難みが増します。刀は家を守るだけでなく、家族を精神的に護る存在でもありました。そのため、私は骨董品の刀を買うよりも、誂えることを勧めたいと思います」と、大和久は語る。

大和久は、刀には「命が宿ります」と付け加えた。

「私はその命を支えることに自らを捧げてきました。新しい刀は新しい歴史を刻み始め、古い歴史を生かします。私は、アブダビ首長国の皇太子であり、アラブ首長国連邦軍の副最高司令官であるシェイク・モハメド・ビン・ザーイド・アル・ナヒヤーン殿下に刀を献上しました。この刀が殿下の部族を1000年間お護りできるよう願っています」と、大和久は言った。

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