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法律が変わらない限り、日本人は皆同じ「佐藤」姓になる

2024年3月30日、東京・新宿の道路を横断する人々。(AFP=時事通信)
2024年3月30日、東京・新宿の道路を横断する人々。(AFP=時事通信)
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04 Apr 2024 07:04:40 GMT9
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アラブニュース・ジャパン

新たな研究によると、2531年には日本国民全員が同じ「佐藤」姓になるという。

法律が改正され、夫婦別姓が認められない限り、日本人は皆同じ姓を名乗って歩くことになる。

東北大学の吉田浩教授が主導した研究によると、佐藤は日本で最も多い姓であり、人口の約1.5%が共有している。

また、現在夫婦同姓を義務づけている法律が改正されなければ、この割合は2531年までに100%になると予測した。

吉田氏は、この数字は「想定シナリオ」に基づいていると説明した。彼は日本のメディアに対し、「もしすべての人が佐藤になったら、私たちは姓でなく数字で呼ばれることになるかもしれない」と語った。

吉田氏の調査によると、佐藤という姓の日本人は2022年から2023年にかけて1.0083倍に増加した。

吉田氏は、この割合が毎年同じで変化がないとすると、2446年には日本の人口の半分が同じ姓になり、最終的には500年あまりで日本全体が同じ姓になると説明した。

同氏は、「個人の尊厳が損なわれる 」可能性があり、「姓にまつわる家族や地域の伝統が失われる 」ことにつながるため、問題であるとした。

選択的夫婦別姓への法制化などに向けて活動する「シンク・ネーム・プロジェクト」やその他の団体は、日本の法律が改正され、夫婦別姓を選べるようになることを願って、この調査を依頼した。

日本は世界で唯一、夫婦が同じ姓を使うことを義務づけている国である。

もし法律が変わり、夫婦が違う姓を選べるようになれば、2531年には人口の8%しか佐藤という姓を持たないことになる。

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