
ワシントン—- ホワイトハウスの薔薇園に新しく加わったのは花ではない。
メラニア・トランプ大統領夫人は金曜日に、日系アメリカ人の彫刻家、イサム・ノグチの作品を大統領夫人が今年改装した有名な庭園の東側テラスに設置したと発表した。
大統領夫人とホワイトハウス歴史協会によれば、ノグチ氏はホワイトハウスのコレクションに登場する初のアジア系アメリカ人だ。彼は1988年に他界した。
ノグチ氏の「フロア・フレーム」と題した作品は、民間非営利歴史協会からの贈り物だった。
大統領夫人は作品設置を発表した声明の中で「この彫刻はこの国の最高の芸術に見られる多様性を表しているだけでなく、この国の風景にアジア系アメリカ人がすばらしい貢献をしたことにも光を当てています」と述べた。
大統領夫人のオフィスの話によれば、ノグチ氏は「フロア・フレーム」を、目に見えない根系と枝の広がりの両方の特性を取り入れ、木と地面の交差の表象と見なしていた。彼は、見る人が地球との結びつきを取り戻すように、この彫刻を地面に直接設置することを想定していた。
ホワイトハウスは、西ウィングの端の執務室に象徴される権力を補うように薔薇園の東側テラスにノグチ氏の作品を設置したと話した。
ノグチ氏はロサンゼルスに生まれ、幼少期のほとんどを父親の祖国、日本で過ごした。高校卒業後は、サウスダコタ州のラシュモア山の彫刻を手掛けたガットスン・ボーグラム氏に師事した。
彼は後に、コロンビア大学の医学校進学プログラムを中退し、彫刻家としての職を追求した。
AP