

アミン・アッバス、ドバイ
日本の翻訳と出版会社フェーズシックスが 12 月 25 日、コミックブック化する次の円谷プロの番組として、『恐竜大戦争アイゼンボーグ』の公式リリースを発表した。
アイゼンボーグのオリジナル番組は、アニメーションと実写を組み合わせたユニークな効果のシーンで70年代に注目を集めた。
この感性を現代に持ち込むため、IDWのゴジラ作品で「怪獣王」としても知られるアメリカ人イラストレーターのマット・フランクが、コアラプターを生み出した国際的な漫画家の金谷裕とチームを組む。
2人のアーチストは各ページで共同作業を行う。基本的にフランクがアニメスタイルの登場人物やクリーチャーたちを扱い、金谷が古典的な特撮表現で巨大な恐竜を描く。2 人のヒーローの異なる強みを組み合わせて侮れない力とすることで、タイトルにもなっているアイゼンボーグ自体とは似た融合を実現する。
フランクはアラブニュース・ジャパンだけに対し、この新たなコミックプロジェクトにとてもワクワクしていると話し、次のように付け加えた:「これは約1年前に思いついたアイデア。レッドマンの好評を受け、コミック化の可能性がある円谷プロの資産のいくつかについて、ブレーンストーミングを行っていた。そして不意に、私自身と金谷さんの間で担当するアートを分けるという突拍子もないアイデアを思いついた。彼は主にアナログな方法で描いており、私はよりアニメ風の要素をデジタルに再現することができるからだ。
それはとっぴなアイデアで、そんなことをしようと考えたこともなかったが、私たちは今こうしてここにいる」
フランクは、中東のファンたちにこのプロジェクトを楽しんでほしいと、希望を述べた。
「アラビア語でのコミックのリリースを願っている。この奇妙で素敵なシリーズへの私の敬意を、仲間のファンたちがいる新しい国と共有するという考えに、すごく興奮する」と、彼は言う。
『恐竜大戦争アイゼンボーグ』は80年代にアラビア語に吹き替えられ、現在でも中東に多くのファンたちを持つ。
2017年には日本語とアラビア語の特別ドキュメンタリー番組『帰ってきたアイゼンボーグ』が、日本企業円谷プロダクションとサウジアラビアのジャラーハ・アルフレイル氏、およびカルチャーズ・ファクトリー(NLC社)との間で共同制作された。
これは、特殊な実写効果カテゴリーである日本の特撮アート分野における、初のアラビア語と日本語の作品である。このドキュメンタリーは2016年に撮影され、2017年12月15日に中東のTVチャンネル「スペーストゥーン」で放映された。番組は円谷プロにより日本語に翻訳し直され、2017年12月29日にYouTubeで公式配信された。
コミックブックの国際版のリリースは2021秋に計画されているが、日本語版のリリースは来年冬を予定している。