






アラブニュース・ジャパン
東京: 日本や諸外国は現在、社会的にも経済的にも打撃を受けているが、東京のアート業界は恒例のアートフェアの再開と健全なビジネスにより勢いを取り戻しつつある。
「現在、売れ行きは好調で非常に良い結果を期待しています」とエグゼクティブ・プロデューサーの來住尚彦氏はアラブニュース・ジャパンに語った。
アートフェア東京は日本最大級のアートフェア。古美術、工芸、日本画、近代美術、そして現代アートまで、幅広い時代とジャンルのアートを展示・販売している。アート市場のプラットフォームとして進化、拡大を続け、過去と現在、アジアと西洋をつなぎ、複雑かつ成熟した日本独自のアート環境を提供している。
また來住氏は、「昨年6月までは市場全体が停滞していましたが、8月から市場が動き出し、10月からはかなり状況はよくなりました」と述べた。
アートフェア東京の歴史は、アジア初の大規模なコンテンポラリーアートフェアとして1992年にパシフィコ横浜で始まったNippon International Contemporary Art Fair(NICAF)に遡る。同フェアは当時の厳しい経済状況下でも8回開催され、2003年まで続いた。
そして2005年からアートフェア東京として、東京国際フォーラムにおいて毎年、古美術からコンテンポラリーアートまで様々なギャラリーによる展示・販売を行なっている。
アートフェア2021は3月19日から21日まで開催され、140のギャラリーと海外から3ギャラリーが参加した。5月13日〜16日にはさらに、日本第2の都市である大阪にてアートステージ大阪が開催される予定。