


シャムス・エル・ムトワリ
ドバイ: 美術作家の渡辺おさむ氏は、独自の媒体‐フェイクスイーツ‐を使って、古典の芸術作品の再発明をしている。渡辺おさむ展は、8月15日まで平野美術館で開催されている。入場料(一般)は、800円。
複製作品には、エドヴァルド・ムンクの「叫び」、フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」、クロード・モネの「睡蓮」などがある。
渡辺氏は、フェイクスイーツを使用して作ったアート作品で有名であり、クリームのように見えるいろいろな色で、カラフルで本物そっくりの食べられそうな精巧な作品を作り上げる。
渡辺氏は、果物やクロワッサンなどの他の食品を使い、フェルメールの絵画に対して、より実験的なアプローチを行い、作品の全体的な魅力を高めている。
コレクションは、現在、平野美術館に展示されているが、これは、1989年の開館以来、美術品を公開展示し保存することにより、美術館が地域文化の振興に寄与する目的に結びついたものである。
渡辺氏は、東京造形大学デザイン学科を2003年に卒業。以来、中国、インドネシア、イタリア、ベルギー、トルコ、米国、韓国で個展を開催している。