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世界的、歴史的、文化的ランドマークとなるディルイーヤ門

ツライフ地区の北東部に位置するサルワ宮殿は、住居、行政、文化、宗教施設が統合された建築形式である。(写真/提供)
ツライフ地区の北東部に位置するサルワ宮殿は、住居、行政、文化、宗教施設が統合された建築形式である。(写真/提供)
22 Nov 2019 10:11:10 GMT9
  • ツライフ地区にあるディリヤは1744年に建てられ、粘土で造られた世界最大の都市の1つとして知られている。

アラブニュース

ディルイーヤ:ディルイーヤ門開発局(DGDA)の設立により、ディルイーヤの史跡は最大かつ最も重要な国際的な目的地の1つとなるだろう。

DGDAは、ツライフ地区全体に広がる博物館や会場を通じ、この地を歴史的および文化的な知識を交換することを目的とした活動やイベントを開催する場へと変えようとしている。 

サウジアラビアの発祥地であり、サウジアラビア王国とその国民の美しさの象徴として、彼らの物語を語り、彼らの社会的、文化的、歴史的なルーツを示すことにより、DGDAはディルイーヤの人々をたたえることを目指している。

ツライフ地区にあるディリヤは1744年に建てられ、粘土で造られた世界最大の都市の1つとして知られている。2010年にユネスコ世界遺産に登録され、サウジアラビアにある5つの世界遺産の1つとなった。

ツライフ地区からさほど遠くない歴史的なアル・ブジャイリ地区は、第一次サウード王国の首都であるディルイーヤの繁栄期に科学と知識を広めた中心地だった。

今日では多くの商業センターやカフェがあり、サウジ料理を体験するのに最適な場所となっている。

ツライフ地区にある歴史的建造物の1つは、北東部にあるサルワ宮殿だ。この宮殿は域内最大の建造物で、1万平方メートル以上に及ぶ。1765年にイマーム・アブドゥル・アジズ・ビン・モハメッド・ビン・サウードによって設立され、最初の王室の家として歴史的に知られている。

この宮殿にはディルイーヤ博物館があり、芸術作品、絵画、模型、ドキュメンタリーを通して第一次サウード王国の歴史と発展を紹介している。

サルワ宮殿は、住居、行政、文化、宗教施設が統合された建築形式である。

ツライフ地区には、グレート・モスクまたはツライフ・モスクとして知られるイマーム・モハンマド・ビン・サウード・モスクもある。 このモスクは北側にあるサルワ宮殿に隣接しており、かつてはここでイマームにより金曜日の祈りが導かれていた。

モスクと宮殿の間を移動しやすくするために、イマーム・サウード・ビン・アブドゥル・アジズは、上階をつなぐ橋を建設した。このモスクには宗教学を教える宗教学校がある。かつてアラビア半島で最大であったモスクで、サウジの強さと国のまとまりを象徴するために建てられた。

旧ディルイーヤの北端にあるGhusaybahの町は、三方をハニファ渓谷に囲まれた台地の上にある。ここは15世紀にサウード王家の最古の先祖であるマニ・アル・ムライディが住んでいた場所だ。

Ghusaybahは十分に確立された場所であり、新しい行政区域を設立するために慎重に選ばれた。そしてこの地は、アル・アリド地区の影響力のある地域を通過するメッカへの巡礼集団や貿易の保護に大きな役割を果たした。

Ghusaybahは、最初のサウジ国家が設立される前、独立した行政区域の中心地だった。1818年のイブラーヒーム・パシャが攻めてきた際、ディルイーヤの北門を守る役割を果たした。

サムハンは、Ghusaybahの南にある歴史的な地域の1つで、別の支流、オムラン村との合流地点の谷を見下ろす三角地帯にある。ここからはQusayrin、Mrayih、ツライフの各地区を直接見渡すことができる。この地は、イマーム・モハメッド・ビン・サウードと彼の息子サムハンの治世中に重要で、ディルイーヤ包囲攻撃が行われた間に十分に強化された場所であった。イマーム・アブドゥッラーによって防衛本部として選ばれた場所でもある。

慈善事業の分野では、イマーム・アブドゥル・アジズ・ビン・モハメッド・ビン・サウードによって設立された「サバラ・ムディ」を挙げる人がいるかもしれない。彼は、イマーム・モハメッド・ビン・サウードの妻であり自分の母親の名前、ムディ・ビント・スルタン・ビン・アビ・ワタンのもとで慈善寄付を行った。 

これはトライフ地区の南東にあるサルワ宮殿の東に位置している。2階建ての建物で、ディルイーヤ市を訪れる観光客に無料の宿泊施設を提供するために設立された。

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