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リヤド:サウジアラビアの文化相であるバドル・ビン・アブドゥラー・ビン・ファルハン王子は30日、2021年リヤド国際ブックフェアを開幕させ、世界中の作家、出版社、文化人、指導者らを迎え入れた。
今年は主賓としてイラクが参加しており、フェアでのプレゼンテーションに先立つ30日に、多くのイラクの知識人や芸術家たちが到着した。
サルマン国王の後援により首都リヤドで開催されている同フェアの開幕式に、イラクのハッサン・ナジーム文化・観光・遺跡相とエジプトのイネス・アブデル・ダイエム文化相が出席した。
バドル・ビン・アブドゥラー王子は、今回の式典に合わせ、イラク文化相とエジプト文化相との会談を別に行った。
王子は、歴史におけるイランとエジプトとの文化的なつながりを踏まえ、サウジアラビアは両国との協力関係の強化を強く望んでいると述べ、重要な文化の宝庫としての文学の役割を高めるためには協力して取り組むことが重要であると強調した。
10月1日から10日まで開催される今年のフェアには、国内、中東地域、そして世界の出版社1000以上が参加し、国も28ヵ国に及ぶ。
文学・出版・翻訳委員会が文化省の管理下で主催する出版社会議が、10月4日と5日に開催される。この種の会議としてはサウジアラビアで初の企画となる。
この会議では、サウジアラビアを始めとする世界中から42名のスピーカーが参加して12のパネルディスカッションが行われ、アラブ世界における出版業界の状況や、同業界を国際的な競争力のあるレベルにまで発展させるために進められている取り組みについて議論する。
今回のフェアは、「新たな方向性、新たな章」をテーマに掲げている。