ラハフ・ジャンビ
ジェッダ: ジェッダ最大となるアニメをテーマとしたカフェ、ギーク・カフェ(ギークはオタクという意味)が木曜日に開店するのを、日本アニメのファンたちは心待ちにしている。
正式なオープン前の内覧に参加したアラブニュースは、このカフェがアニメや日本の漫画のファンたちにとっての夢の場所として設計されていることを知った。
ある対象、とくにアニメや漫画に対し、すべてを費やすような興味をもっている人々を日本語でオタクというが、ここに展示された1000体を超えるアニメのアクションフィギュアと300冊の漫画は、オタクのコミュニティのなかのさまざまな分野の需要に答えている。このカフェには、漫画を読む部屋やボードゲームのセクション、アクションフィギュアの店もある。
ギーク・カフェにつくとまず、漫画「ONE PIECE」シリーズに登場するキャラクター、ゾロの等身大のアクションフィギュアに迎えられる。バー、ソファ、椅子といった座席の選択肢に加え、もっとくつろぎたい場合はビーズクッションまである。
高さ3メートルの巨大な壁画には、ミッキーマウスやグーフィーといったディズニーのキャラクターとともに、「ポケモン」「ONE PIECE」「デジモン」「ワンパンマン」といったアニメや漫画の有名なキャラクターが描かれている。
フードやドリンクのメニューも、漫画のヒロインの名前にちなんだカフェの特製ドリンク、サクラなど、日本のものからアイデアがとられ、それに合った名前が付けられている。
「私は昔からアニメやゲームにのめりこんでいました。私たちのような人々が集まれる場所がなかったので、オタクのコミュニティを結びつける場所をつくろうと決めました」とギーク・カフェのオーナー、モハメド・ファラハト氏はアラブニュースに述べた。
「カフェは友好的な雰囲気で、ひとりで来て同じ趣味の人たちと会うことができる、しばらく時間を過ごす感じの場所です。私たちはあらゆる趣味に応えます。ボードゲーム好きの人々のために100以上のボードゲームもあります」
カフェを計画するにあたってファラハト氏が直面した問題の1つは、たった100体しか出回っていないこともある限定版のアクションフィギュアを、展示するために探し出すことだった。そして、フィギュアが税関を無事通過することを確実にするのは、もう1つの問題だった。
カフェは、特別な交流イベントに加え、コスプレ、漫画のイラストやアニメの作画といったテーマでワークショップを催す予定である。カフェの内覧会には、アラブニュースのほか、ユーチューバーやブロガー、その他ソーシャルメディアのインフルエンサーたちが参加した。
「アニメ・ゴースト」というユーチューブチャンネルを運営するムハナド・ハフィズ氏は、「このカフェは、とても多趣味です」とアラブニュースに話した。「アクションフィギュアが見たい場合も、ボードゲームがしたい場合も、コーヒーを飲んでゆっくりしたいだけでも、全部できます」
ゲーマーでユーチューバーのTMファイサル氏は、「この場所には、おいしい食べ物、かっこいい装飾、そしてさまざまなアクティビティという3つのすばらしい特徴があります。私がもっとも気に入っているのは、ここでカバーされているさまざまなアクティビティです。必要とするすべてのものがあります。漫画を読む人々のためのセクションは、とてもくつろげます」
Twitchでライブストリームをしているゲーマーのバドル・アル・フシール氏は、「カフェを特別なものにしようと限定版のアクションフィギュアを持ち込むために彼らがいかに労力を払ったか、私たちのお気に入りのヒーローたちの大壁画を発注することに彼らがどれだけ努力をしたのかということが、私はすきです」と話した。