Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter

新型コロナの影響を物語る東京のアート

「The Matter of Facts」と題された作品は10平方メートルの大きさで、富岡庸平氏と藤本貴之氏が設計を担当した。(Pan Projects)
「The Matter of Facts」と題された作品は10平方メートルの大きさで、富岡庸平氏と藤本貴之氏が設計を担当した。(Pan Projects)
「The Matter of Facts」と題された作品は10平方メートルの大きさで、富岡庸平氏と藤本貴之氏が設計を担当した。(Pan Projects)
「The Matter of Facts」と題された作品は10平方メートルの大きさで、富岡庸平氏と藤本貴之氏が設計を担当した。(Pan Projects)
Short Url:
22 Oct 2021 05:10:02 GMT9
22 Oct 2021 05:10:02 GMT9

シャムス・エル・ムタワリ

ドバイ: 建築スタジオ「PAN- PROJECTS」が手掛け、国立新美術館(NACT)にこのたび展示されたアート作品には廃棄されたチラシが使われている。新型コロナ感染症の影響を物語る作品で、12月20日まで鑑賞できる。

「The Matter of Facts」と題された作品は10平方メートルの大きさで、富岡庸平氏と藤本貴之氏が設計を担当した。

NACTの公式ウェブサイトではこう説明されている。「コロナ禍で中止・延期となったイベントなどの印刷物を素材として用い(ている)」。大量の印刷物の集積である本作は「事実や事柄(=facts)の伝達手段であり、かつ痕跡でもある(中略)。コロナ禍の『都市の記憶』を留め、私たちが生きる『現在地』を新たに捉えようとする試みです」

NACTはまた、不安定な状況によって「科学が翻弄され続ける現象と、日々更新される不確かな情報の渦が産み出(され)、我々の生活を脅か」す中、本作はパンデミックが引き起こした不安を見事に捉えていると述べている。

PAN- PROJECTSは、八木祐里子氏と高田一正氏の2人の建築家が共同で立ち上げた会社だ。

PAN- PROJECTSはNACTでオンラインワークショップも開催する予定で、参加者は、人間の営みを中心とした幅広い話題について2人とディスカッションを行う。

作品はNACTの受付に展示されており、無料で鑑賞できる。

特に人気
オススメ

return to top

<