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エルグーナ映画祭、『Feathers』の大賞受賞で閉会へ

『Feathers』は、カンヌ映画祭の批評家週間でも大賞を受賞している。提供
『Feathers』は、カンヌ映画祭の批評家週間でも大賞を受賞している。提供
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24 Oct 2021 10:10:51 GMT9
24 Oct 2021 10:10:51 GMT9

アラブニュース

ドバイ:エジプトのオマー・エル・ゾーヘアリー監督による『Feathers』が、22日に開催されたエルグーナ映画祭の閉会式でアラブ・ナレティブ・フィルム部門大賞を受賞した。

『Feathers』が語るのは、夫と子供たちに人生を捧げる母の物語だ。4歳の息子の誕生日会でマジックの仕掛けが狂ったことから、偶然の不条理が雪崩となり一家に襲いかかる。マジシャンは彼女の夫である独裁的な父親を、鶏に変えてしまうのだ。

この映画は、カンヌ映画祭の批評家週間で大賞を受賞している。だが大成功を収めたにも関わらず、イベント会場とソーシャルメディア上で議論が巻き起こった。

シェリフ・ムニル氏、アーメド・リザーク氏、アシュラフ・アブデル・バギ氏を含むエジプトの一部の映画制作者や俳優は、先週の上映会を途中退席した。彼らはこの映画を、エジプトに対して攻撃的なものと捉えたのだ。

その一方、3つの主要部門であるフィーチャー・ナラティブ部門、ドキュメンタリーフィルム部門、ショートフィルム部門の大賞は、フィンランドのテーム・ニッキ監督作『The Blind Man Who Did Not Want to See Titanic』、レナート・ボレヨ・セラーノ監督による『Life of Ivanna』、ロシアのアンドレイ・ナトチンスキー監督による『Katia』へ贈られた。

なお、エジプトのアリ・エル・アラビ監督作『Captains of Za’atari』がアラブ・ドキュメンタリーフィルム部門大賞を受賞し、モウニア・アクル監督作『Costa Brava, Lebanon』が環境問題への関心を高めたとしてエルグーナ初参加作品グリーンスター賞を、デビューフィルム部門でFIPRESCI賞を受賞した。

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