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トヨタ、営業益4.5兆円へ=24年3月期、円安・販売増で過去最高―9月中間、純利益2.5兆円

純利益も3兆9500億円(従来予想2兆5800億円)に引き上げ、4兆円に迫る勢い。売上高に当たる営業収益は43兆円(同38兆円)とした。
純利益も3兆9500億円(従来予想2兆5800億円)に引き上げ、4兆円に迫る勢い。売上高に当たる営業収益は43兆円(同38兆円)とした。
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01 Nov 2023 10:11:31 GMT9
01 Nov 2023 10:11:31 GMT9

トヨタ自動車は1日、2024年3月期通期の連結業績予想(国際会計基準)について、本業のもうけを示す営業利益を過去最高となる4兆5000億円に上方修正した。従来予想は日本企業で初めての規模となる3兆円を掲げていたが、さらに引き上げた形。大幅な円安や、コロナ禍からの復調に伴う世界販売の増加を織り込んだ。

純利益も3兆9500億円(従来予想2兆5800億円)に引き上げ、4兆円に迫る勢い。売上高に当たる営業収益は43兆円(同38兆円)とした。記者会見した宮崎洋一副社長は「引き続き稼ぐ力を強化し、未来への投資を加速する」と述べた。

為替が想定より円安で推移していることが追い風となった。通期の想定為替レートは、1ドル=141円(従来予想125円)、1ユーロ=152円(同135円)に見直し。これに伴い営業利益は従来の予想から1兆1800億円押し上げられる。

ダイハツ工業と日野自動車を含む通期のグループ世界販売台数とトヨタ単体の世界生産台数は、それぞれ1138万台、1010万台の従来見通しを据え置いた。だが、宮崎氏は世界生産について「足元のペースだと、少し上振れしているという感覚だ」との認識を示した。

23年9月中間連結決算は、営業収益が24.1%増の21兆9816億円、営業利益が2.2倍の2兆5592億円、純利益が2.2倍の2兆5894億円と、いずれも中間決算として過去最高を更新した。前年同期は半導体の供給不足に苦しんだが、国内外で生産が回復し販売増につながった。 

ただ、先行きには不透明感も漂う。中国市場について、宮崎氏は「大変厳しい値引き競争が起きている」と指摘。現状、同国での販売シェアは維持できているが、「中国での不動産(業界不振)の影響で、タイやベトナム市場が少し変調をきたしている部分は楽観できない」と話した。

時事通信

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