
アラブニュース、ドバイ
年末は12か月分の出来事、ニュースの見出し、トレンドが詳しく調べられる時期だ。一年を振り返り、ニュース・サイクルのなかで最も関心を持たれていたものはなにかを調べるツールとして便利なのが、水曜の午前に発表されたGoogle検索の年次レポートだ。
ユーザーが一年を通してGoogleに尋ねた何兆という検索の総計に基づいて、同社は2019年に世界中でどんな人物やファッション、歌曲、映画が本当に影響を与えたのかを特定することができた。
俳優に関していえば、Googleは世界中のユーザーがエジプト系アメリカ人俳優ラミ・マレックの詳細を知りたがっていることを明らかにした。マレックは2019年の検索ランキング俳優部門で7位入りしたのだ。
この38歳の俳優の上位入りも驚くには当たらない。なにしろ2018年の映画『ボヘミアン・ラプソディ』で「クイーン」のフロントマンであるフレディ・マーキュリー役を演じ、アラブ系俳優として史上初のアカデミー賞受賞という快挙を遂げてまもなく、ジェームズ・ボンドのスリラー『No Time To Die(死ぬ時間はない)』の役を獲得した俳優なのだ。
上位3位入りしたのは、『Empire 成功の代償』のジャシー・スモレット、コメディアンのケヴィン・ハート、そして『ジョーカー』のスター俳優であるホアキン・フェニックス。
上位リストにはこのほか、キアヌ・リーブス、ブリー・ラーソン、ローレン・ロンドンなどの名前が挙がっているが、ローレン・ロンドンの6位入りは、おそらく亡き夫のニプシー・ハッスルの死亡の結果ではないかと考えられる。Googleによると、このラッパーの殺害は死去としては2番目に検索数が多かったからだ。
一方、映画に関する限り、Googleユーザーは今年公開されたディズニー映画に興味を持っていたようだ。上位10位のうち7つをディズニー映画が占め、ガイ・リッチー監督の『アラジン』がリストを締めくくるように10位入りした。2019年に最も検索数の多かった映画は『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、それに続くのが『ジョーカー』と『キャプテン・マーベル』だった。
Googleによると、2019年に関心を持たれた映画はこのほかに、『トイ・ストーリー4』、『アナと雪の女王2』、『ライオンキング』などだという。