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レジェンド俳優宝田明氏、87歳で死去

日本のゴジラ映画に出演したことで知られる俳優、故・宝田明氏。
日本のゴジラ映画に出演したことで知られる俳優、故・宝田明氏。
日本のゴジラ映画に出演したことで知られる俳優、故・宝田明氏。
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日本のゴジラ映画に出演したことで知られる俳優、故・宝田明氏。
日本のゴジラ映画に出演したことで知られる俳優、故・宝田明氏。
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18 Mar 2022 04:03:41 GMT9
18 Mar 2022 04:03:41 GMT9

アミン・アッバス

ドバイ:日本のレジェンド俳優であり、数々のゴジラ・フランチャイズ映画へ出演したことでも知られる宝田明氏が、月曜日、87歳で死去した。

宝田氏はここ数年、入退院を繰り返していた。3月10日には、映画『世の中にたえて桜のなかりせば』の舞台あいさつに車いすで登場した。3月13日に容態が急変し、翌日亡くなった。

宝田氏は1934年4月29日生まれだ。1953年4月、オーディション「東宝ニューフェイス」で芸能界入りした。

初代『ゴジラ』(1954年)の尾形秀人役をはじめ、続編の『モスラ対ゴジラ』『怪獣大戦争』『ゴジラ・エビラ・モスラ 南海の大決闘』など、日本のゴジラ映画のベテラン俳優として活躍した。宝田氏が出演したゴジラ映画は、2004年の『ゴジラ FINAL WARS』が最後となった。2014年の映画『GODZILLA ゴジラ』では削除されたシーンに出演していた。

昨年のアラブニュース・ジャパンの独占インタビューでは、インスピレーションの源となる洋画やポップカルチャー映画についての洞察について語ってくれた。

宝田氏は、「戦争が終わり、1946年には中国大陸の満州から日本人が大量に引き揚げていきましたが、その時私はまだ子供でした」 と語った。生活は非常に厳しく、日本に戻っても苦労したが、映画が励みになることに気付いたという。

「日本映画で一番好きなのは『七人の侍』です。主役の三船敏郎さんも戦前・戦後を満州で過ごしており、ほとんど同じ境遇を経験しているため、私にとって兄のような存在でした。私たちは固い絆で結ばれていたのです。偶然にも、1954年に日本から『サムライ』と『怪獣』の大ヒット作が生まれました」と、宝田氏は付け加えた。

また、『屋根の上のバイオリン弾き』が好きで、その理由は「希望」というテーマが根底にあるからだという。そして、この作品に出演する機会をもらえたことに感謝していると語った。

また、好きなアニメはスタジオジブリの『火垂るの墓』で、作品を通して表現されているテーマである、兄弟愛が気に入ったという。

宝田氏は、シリーズ第一作目である『ゴジラ』(1954年)で、主人公の尾形秀人を演じたことで知られている。この役を演じるにあたって東宝映画からその可能性を見出され、「とても嬉しかった」と語ってくれた。

また宝田氏は、ディズニーのあらゆるプラットフォームにおいて、アニメ『アラジン』のジャファーの声を担当したことでも知られており、その他にも多くの海外作品の吹き替えを担当している。

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