• アラブニュースの「サウジアラビア建国記念日」関連記事として、ディルイーヤ・ゲート開発局グループのCEOに独占インタビューを行った

ラマ・アルハマウィ　

リヤド：「サウジアラビア王国発祥の地」を世界レベルの観光地へと再開発するために政府が設立した「ディルイーヤ・ゲート開発局（DGDA）」が、2022年初頭には第1期開発エリアを完成・公開することを明らかにした。

「皆さん、準備はいいですか。2022年の年明けに、我々が漸進的に進めるマスタープランの第1期開発エリアが、いよいよ完成します」と、アラブニュースの「サウジアラビア建国記念日」関連特集記事となる独占インタビューの中で、DGDAグループのジェリー・インゼリロCEOは語った。

「これは非常にエキサイティングな時であり、このように偉大な国王と偉大な皇太子の足跡を辿ることができるのは、非常に恵まれた特権であり栄誉だと感じています」と彼は付け加えた。

2022年初頭に一般公開される、この500億ドルの巨大プロジェクトには、世界トップクラスの豪華なレストランやホテルも含まれる。すべての構造物は、この国の豊かな遺産や、感傷を誘うこの地域の歴史的価値を維持するために、伝統的なナジャド様式で建てられている。ディルイーヤは、高い評価を得てユネスコにも登録されたアル・トライフ地区があることで、世界的に有名だ。

「ディルイーヤ・ゲート」のマスタープランの第1期は、「ワディ・ハニファ」と「ブハリ・テラス」を中心とした地区だ。ワディ・ハニファには主要な公園がたくさんあり、この地域の自然の美しさをさらに高めるために改修が施される。

「2万2000本を植樹し、歩道や街灯も設置するなど、インフラを大々的に整備します。今では、人々がジョギング、ランニング、サイクリングなどをしているのを見かけます」とインゼリロ氏は述べた。

DGDAは、一般の人が楽しめるような資産を毎年継続的に追加していくことをインゼリロ氏は強調した。ブハリ地区には新たに18のレストランができるが、その中にはミシュランの星を獲得した店や、おいしいサウジアラビア料理を出す店なども含まれる。

持続可能性と生活の質の向上を目指すサウジアラビアの「ビジョン2030」構想に沿って、国内外を問わずすべての来訪者を受け入れるために、数千台分の地下駐車場も建設される。

人々は、「ワディ・ハニファ」や「ブハリ」を散策したり、多くの遊歩道や、ピクニックテーブル、家族の集いの場などを楽しんだりすることができる。

「国際社会からサウジアラビアを訪れたいとする大きな熱意を我々は感じています。新型コロナ以前には、観光省とアハメド・アル・カティーブ大臣のリーダーシップのお陰で、毎週5万5000件のビザを発行していました」とインゼリロ氏は述べた。

「サウジアラビア建国記念日」を記念して、アラブニュースはDGDAと共同で、国内外で印刷することになる特別記念版の新聞を作成した。また、『ディルイーヤ：過去、現在、未来』と題したデジタルのインタラクティブな「ディープ・ダイブ」も開始する。「ディープ・ダイブ」には、マルチメディアファイル、インタラクティブな地図や年表、独占インタビュー、動画などが含まれる。 

「アラブニュースは毎年の建国記念日に、サウジアラビアの歴史、遺産、希望、大志といったさまざまな側面に特集を組むことにより光を当てたいと思います。今年は、我々のチームが素晴らしい仕事をしてくれたお陰で、王国発祥の地にまつわる素晴らしいストーリーをお届けすることができることを誇りに思います」とアラブニュースのファイサル・アッバス編集長は述べている。

「ディルイーヤが、『世界を受け入れつつ、同時に自国の遺産を守る』というサウジアラビア「ビジョン2030」が目指すものを具現した場あることは、疑う余地もありません。我々の記事をぜひともチェックし、ディルイーヤがなぜ唯一無二であるのかを理解していただきたいと思います」と編集長は締めくくっている。

アラブニュースのディープ・ダイブ『ディルイーヤ：過去、現在、未来』は、こちらから英語、フランス語、日本語でご覧いただけます。www.arabnews.jp/Diriyah

ディルイーヤ: 過去、現在、そして未来

アラブニュース　ディープダイブ特別版王国発祥の地へ

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