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アンセル・エルゴート、HBOのドラマシリーズで日本のヤクザに挑む

HBO Maxが公開したアンセル・エルゴートの画像。4月7日初放送のシリーズ「TOKYO VICE」より。 (AP)
HBO Maxが公開したアンセル・エルゴートの画像。4月7日初放送のシリーズ「TOKYO VICE」より。 (AP)
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08 Apr 2022 01:04:35 GMT9
08 Apr 2022 01:04:35 GMT9

東京:HBOマックスのドラマシリーズ「TOKYO VICE」は、新米の警察回り記者を主人公に、1990年代の東京のごった返した異国風景を継続的に描いた物語だ。

「ウエスト・サイド・ストーリー」のアンセル・エルゴートは、ネイティブのように流ちょうな日本語を学ぶだけでなく、インタビュー、引用、記事の執筆方法といった調査記者のノウハウを学んで主人公役にのめり込んだ。

エルゴートはAP通信のインタビューに応じ、「本当にクールな体験でした」と語った。

「典型的な登場人物ではなく、実在すると感じられるように演じる必要がありました」

木曜が初めての放送となる同シリーズは、ヤクザ組織の犯罪を描いた日本映画ジャンルからの引用を織り交ぜつつ、華やかなキャバクラのナイトライフや、日本の有力企業と裏社会が肩を寄せ合う姿を描いている。

エルゴートは、「ヤクザたちのキャラクターと、ファミリーとしての彼らの姿に注目してください。映画『ゴッドファーザー』のように、悪人でありながら家庭人である様子や、真のファミリーとしての姿も描かれています」とエルゴートは語った。

クリエイターや俳優たちは、「異なる言語と文化の間をスムーズに行き来することをポイントに、世界中の観客が本物だと感じられるよう、慎重にまとめられた作品です」と語った。

地味なベテラン刑事役の渡辺謙は、日本語アドバイザー役も務めたそうで、エルゴートには「外国語で演じる前に、まず母国語でセリフを覚えるように」とアドバイスしたという。

渡辺は、トム・クルーズ主演の時代劇「ラストサムライ」を皮切りとして、ハリウッドでもこの方法で演技を続けてきた。「TOKYO VICE」では警察官を研究したという。愛すべき家庭人でありながら、同時に手ごわい犯罪組織と戦うという自身の役柄をより深く掘り下げるためだ。

「TOKYO VICE」は、日本に長年滞在し、一流新聞社で働いたジェイク・アデルスタインの実体験にほぼ基づいている。

同シリーズの脚本家であり、トニー賞を受賞したJ.T.ロジャースは、「観客は常に、驚くような利害関係をもつ人々が登場するダイナミックな物語をストーリーテラーに求めていますが、違う角度から入っていく方法を考えました」と語った。彼とアデルスタインは、ミズーリ州で10代だった頃からの古い友人だ。

「観客に面白いと思ってもらえる力強い作品になったと思います」と彼は語った。

東京で撮影された映像には、有名な渋谷の交差点を完璧な流れで交差していく群衆から、上下関係がヤクザ社会と奇妙なほど酷似している日本の「サラリーマン」や厳格な官僚社会まで、アイコン的なシーンがアクセントとして散りばめられている。

製作総指揮のアラン・ポールは、「これらの社会はすべて、西洋の視点をもつ人間が想像するのとは異なる方法で相互に関連しています。ジェイクが自分自身でそのことを考えていくうちに、こういった社会がどうつながっているのかを発見する点も、物語を追う楽しみのひとつになっています」と語った。

エミー賞とゴールデングローブ賞を受賞したポールは、大学で日本文学の学位を取得し、日本でキャリアをスタートさせている。

「TOKYO VICE」には、菊地凛子やレイチェル・ケラーなど、多国籍のキャストが出演している。

エルゴートと渡辺謙のすばらしい歌声を聞けるカラオケシーンはあるのだろうか?視聴者はそう願うしかないが、主演の二人はお互いの歌の才能を賞賛している。エルゴートは「ウエストサイド物語」、渡辺はブロードウェイの「王様と私」に出演している。

エルゴートは完璧な日本語で「謙さんの歌声には圧倒されました」と語った。

AP

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